英国アカデミー賞 脚本賞

英国アカデミー賞の脚本賞

英国アカデミー賞における脚本賞（BAFTA Award for Best Screenplay）は、1968年度から1982年度まで存在していた賞です。この賞は、映画の脚本に特に優れた顕彰を行うものであり、受賞作とその候補作品は現代の映画界においても重要な位置を占めています。1983年度からは、この賞はオリジナル脚本賞（Best Original Screenplay）と脚色賞（Best Adapted Screenplay）の二つに分かれ、異なる形式の脚本作品が評価されるようになりました。

受賞者と候補者の年次リスト

以下に、1968年から1982年にわたる各年の受賞者と候補作を紹介します。

1960年代

• - 1968年: 受賞作品: 『卒業』 - バック・ヘンリー、カルダー・ウィリンガム

候補作品: 『If もしも....』 - デヴィッド・シャーウィン、 『冬のライオン』 - ジェームズ・ゴールドマン

• - 1969年: 受賞作品: 『真夜中のカーボーイ』 - ウォルド・ソルト

候補作品: 『さよならコロンバス』 - アーノルド・シュルマン、 『恋する女たち』 - ラリー・クレイマー、 『Z』 - コスタ＝ガヴラス、ホルヘ・センプルン

1970年代

• - 1970年: 受賞作品: 『明日に向って撃て!』 - ウィリアム・ゴールドマン

候補作品: 『ボブ&キャロル&テッド&アリス』 - ポール・マザースキー、ラリー・タッカー
『ひとりぼっちの青春』 - ジェームズ・ポー、ロバート・E・トンプソン

• - 1971年: 受賞作品: 『恋』 - ハロルド・ピンター

候補作品: 『日曜日は別れの時』 - ペネロープ・ギリアット、 『パパ/ずれてるゥ!|パパ_ずれてるゥ!』 - ミロス・フォアマン、他

• - 1972年: 受賞作品: 『ホスピタル』 - パディ・チャイエフスキー

候補作品: 『キャバレー』 - ジェイ・プレッソン・アレン、 『時計じかけのオレンジ』 - スタンリー・キューブリック

• - 1973年: 受賞作品: 『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』 - ルイス・ブニュエル、ジャン＝クロード・カリエール

候補作品: 『ジャッカルの日』 - ケネス・ロス、 他

• - 1974年: 受賞作品: 『チャイナタウン』 - ロバート・タウン

候補作品: 『ブレージングサドル』 - メル・ブルックス、他

• - 1975年: 受賞作品: 『アリスの恋』 - ロバート・ゲッチェル

候補作品: 『狼たちの午後』 - フランク・ピアソン、他

• - 1976年: 受賞作品: 『ダウンタウン物語』 - アラン・パーカー

候補作品: 『カッコーの巣の上で』 - ローレンス・ホーベン、他

• - 1977年: 受賞作品: 『アニー・ホール』 - ウディ・アレン、マーシャル・ブリックマン

候補作品: 『ネットワーク』 - パディ・チャイエフスキー、他

• - 1978年: 受賞作品: 『ジュリア』 - アルヴィン・サージェント

候補作品: 『未知との遭遇』 - スティーヴン・スピルバーグ、他

• - 1979年: 受賞作品: 『マンハッタン』 - ウディ・アレン、マーシャル・ブリックマン

候補作品: 『ディア・ハンター』 - デリック・ウォッシュバーン、他

1980年代

• - 1980年: 受賞作品: 『チャンス』 - ジャージ・コジンスキー

候補作品: 『フライングハイ』 - ジム・エイブラハムズ、他

• - 1981年: 受賞作品: 『グレゴリーズ・ガール』 - ビル・フォーサイス

候補作品: 『炎のランナー』 - コリン・ウェランド、他

• - 1982年: 受賞作品: 『ミッシング』 - コスタ＝ガヴラス、他

候補作品: 『E.T.』 - メリッサ・マシスン、他

まとめ

このように、英国アカデミー賞の脚本賞は、多くの名作映画に関与した著名な脚本家たちを顕彰してきました。受賞作品は、映画の脚本が持つ力や重要性を物語っており、受賞者たちの作品は映画史に深い足跡を残しています。

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