茂野雅道

茂野雅道(しげの まさみち)は、1961年8月22日生まれ、新潟県新発田市出身の作曲家です。日本大学芸術学部映画学科を卒業後、1981年に在学中のメンバーで結成したバンド『VIZION』に参加。このバンドには、有賀啓雄、石山仁、生乃久法、大竹徹夫、崎谷健次郎松本晃彦といった、後に音楽業界で活躍するメンバーが名を連ねていました。

1990年、映画『バタアシ金魚』で映画音楽家としてデビューして以降、数多くの映画音楽を手がけています。彼の音楽は、作品の雰囲気を繊細に表現し、観客の感情を揺さぶる力強さを持っています。

主な映画作品としては、『きらきらひかる』(1992年)、『LEVEL』(1994年)、『スキヤキ』(1995年)、『萌の朱雀』(1997年)、『楽園』(2000年)、『アカシアの道』(2001年)、『まぶだち』(2001年)、『GLASS ENCLOSURE:TOKYO INVISIBLE』(2004年)、『殯の森』(2007年)、『蛇にピアス』(2008年)、『ピューぴる』(2011年)、『BIG BLUE LAKE』(2011年)、『Flowing stories』(2014年)、『トイレのピエタ』(2015年)、『先輩と彼女』(2015年)、『東京の日』(2015年)、『つむぐもの』(2016年)、『名前』(2018年)、『薔薇とチューリップ』(2019年)、『二階堂家物語』(2019年)、『The Lady Improper』(2019年)、『喝 風太郎!!』(2019年)、『馬ありて』(2019年)、『13月の女の子』(2020年)、『藍に響け』(2021年)、『僕たちは変わらない朝を迎える』(2021年)、『お別れの歌』(2022年)、『山歌』(サンカ)(2022年)、そして『市子』(2023年)などがあります。これらの作品群は、彼の音楽的多様性と、作品ごとに異なる世界観を表現する能力を示しています。また、数多くの短編映画の音楽も担当しています。

映画音楽以外にも、テレビドラマの音楽も手がけており、『リョーコ!!』(1996-1997年)、『私立探偵 濱マイク』(2003年)、『社長を出せ!』(2005年)、『鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記』(2012年)などが挙げられます。特に『鈴子の恋』では、劇中歌「荒野の女神」と「女神のワルツ」の作曲と編曲も担当しました。

さらに、テレビ番組のテーマ曲も数多く制作しており、『体育王国』や『海筋肉王』のオープニングテーマ、do.PLAYの『ローカル』『スピリッツ』のテーマ、福祉番組のテーマなど、幅広いジャンルで活躍しています。自身の作品を収録したCDリリースやサウンドトラックも発表しており、『萌の朱雀』、『アカシアの道~茂野雅道作品集』、『まぶだち』、『殯の森』などのサウンドトラックがあります。

また、TVCMやPVの音楽制作も多数手がけており、その活動は多岐に渡っています。茂野雅道の音楽は、映像作品に深く寄り添い、その世界観をより豊かに彩る力を持っています。

茂野雅道 Official site

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