茨城県立下館工業高等学校

茨城県立下館工業高等学校

茨城県立下館工業高等学校は、茨城県筑西市玉戸に位置する公立の工業高等学校です。

概要

本校では、生徒がどの学科に入学しても、工業分野の基礎となる機械、電気、建設工学、電子といった分野の知識を体系的に学ぶとともに、実践的な技術や技能の習得を目指します。特に実習においては、コンピュータを活用した学習をはじめ、各専門学科の枠を超えて内容を総合的に深めることができる環境が整っています。

生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応できるよう、様々な資格取得を積極的に支援しています。卒業後の進路については、就職を希望する生徒は全員が内定を獲得するという極めて高い就職率を実現しており、また、四年制大学などへの進学率も、全国の工業高校の中でもトップクラスの実績を誇っています。

かつては生徒全員が部活動に加入する制度を採用していましたが、2023年度からは生徒自身の意向を尊重し、希望者のみの入部へと変更されました。部活動においても顕著な実績があり、特にワンダーフォーゲル部は全国大会に出場し、見事2年連続で優勝を飾るという輝かしい功績を残しています。

沿革

茨城県立下館工業高等学校は、1962年4月1日に新たな学び舎として開校しました。創立当初は、機械科、電気科、そして電気通信科の3つの学科が設置され、工業技術教育の第一歩を踏み出しました。翌1963年4月1日には、社会の変化を見据え、電気通信科を電子科へと名称変更し、時代の要請に応じた教育内容へと更新を図りましたが、1965年3月には廃止されています。

その後、施設の整備が進められました。1970年11月にはプールが、1980年8月には第2体育館が完成し、生徒の健康増進と体育教育の場が拡充されました。1981年12月には専門的な学習を深めるための特別教室棟が完成。さらに、1983年3月には電気科および電子分野の学習環境を整備するため実験実習棟が、1987年3月には機械科の実習を専門的に行う実験実習棟がそれぞれ完成し、学科ごとの学習環境がさらに充実しました。

1994年4月1日には、新たな専門分野として建設工学科が設置されました。これに伴い、電気科の募集定員は1学級分削減されています。1995年3月には、新設された建設工学科のための実験実習棟も完成しました。比較的新しい施設としては、2004年3月に学校の中心となる本館が新築完成し、現代的な教育施設へと更新されています。

交通アクセス

関東鉄道常総線大田郷駅から徒歩およそ10分と、比較的アクセスしやすい場所に位置しています。

もう一度検索