茨城県道・栃木県道45号つくば真岡線

茨城県道・栃木県道45号つくば真岡線

茨城県道・栃木県道45号つくば真岡線は、茨城県つくば市を起点とし、栃木県真岡市に至る主要地方道です。この路線は、両県を結び、地域間の交流や物流を支える重要な役割を担っています。

概要

全長約62.5kmに及ぶこの県道は、茨城県区間が約53.8km、栃木県区間が約8.7kmとなっています。しかし、全線にわたって整備が行き届いているわけではなく、特に茨城県内には、センターラインのない狭い区間が多く存在します。そのため、つくば市内ではバイパス整備が進められており、新旧の道路が並行して県道に指定されている区間もあります。ただし、旧道の一部は指定から外れており、バイパスと旧道は直接接続していない箇所もあります。

路線データ

起点: 茨城県つくば市真瀬（真瀬入口交差点、国道354号交点）
終点: 栃木県真岡市田町（田町北交差点、栃木県道47号真岡上三川線交点）
総延長: 62.535km（茨城県区間：53.836km、栃木県区間：8.699km）
重用延長: 2.036km（茨城県区間のみ）
未供用延長: なし
実延長: 60.409km（茨城県区間：51.800km、栃木県区間：8.609km）
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線は、1994年に県道谷田部明野線と県道真岡協和明野線を統合して誕生しました。当初は整理番号68でしたが、翌年に現在の45に変更されました。路線の歴史は古く、前身となる県道は1959年に認定されています。

年表

1959年: 県道谷田部明野線、県道真岡協和明野線が茨城県により路線認定
1985年: 県道谷田部明野線バイパスの一部が開通
1993年: 県道谷田部明野線、県道真岡協和明野線が主要地方道に指定
1994年: つくば真岡線として県道路線認定（整理番号68）
1995年: 整理番号が45に変更
2000年: 一部区間が最大重量限度25トンの道路に指定、バイパス道路区域決定
2004年: 一部区間が通行車両の高さ制限4.1mに指定
2006年: 旧道の一部が市道に降格
2015年: 明石バイパスの一部区間が開通
2017年: 一部旧道区間が市道に降格、国道125号と重用区間に
2019年: 一部旧道区間が市道に降格
2020年: バイパスの一部区間が開通
2021年: バイパスの残りの区間が開通

路線状況

茨城県内の一部区間は、災害時の緊急輸送道路として、電柱の設置が制限されています。これは、災害時の被害拡大を防止し、迅速な復旧活動を支援するための措置です。

バイパス

つくば市内では、つくば真岡線バイパスが整備されています。これは、都市計画道路としても位置づけられており、特に真瀬今鹿島線は、国道354号からつくば市今鹿島までの延長8.08km、幅員30m（4車線）の幹線道路です。また、今鹿島作谷線は、今鹿島からつくば市和台原までの延長6.26km、幅員18m（2車線）の幹線道路として整備されています。さらに、明石バイパスは、国道125号から本線に至るバイパス道路として、段階的に開通が進められ、2021年に全線開通しました。

通称

谷和原・学園通り：真瀬入口交差点から下河原崎交差点までの区間に付けられた愛称。つくば科学万博開催時に整備されたアクセス道路の一部。

重複区間

国道125号（つくば市明石 - つくば市作谷）
栃木県道166号西田井二宮線（真岡市物井 地内）

道路施設

榎内橋（西谷田川、つくば市）
松原橋（大川、筑西市）
村前橋（大川、筑西市）
内淀橋（大川、筑西市）

地理

通過自治体

茨城県：つくば市、筑西市
栃木県：真岡市

交差する道路

茨城県内の国道、県道
栃木県内の国道、県道

沿線施設

つくばテクノパーク大穂（つくば市）
筑波北部工業団地（つくば市）
つくば明野工業団地（筑西市）
JR新治駅（筑西市）
専修寺（真岡市）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』
栃木県県土整備部道路保全課 『道路現況調書 平成19年4月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧
栃木県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
土浦土木事務所（つくば市区間の道路の管理事務所）
筑西土木事務所（筑西市区間の道路の管理事務所）
栃木県県土整備部
* 真岡土木事務所（真岡市区間の道路の管理事務所）


茨城県道・栃木県道45号つくば真岡線は、地域の発展とともに変化を遂げてきた路線であり、今後も地域住民の生活を支える重要な道路としてその役割を担い続けるでしょう。

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