茨城県道183号山田玉造線

茨城県道183号山田玉造線

茨城県道183号山田玉造線は、茨城県行方市内を通る主要な一般県道です。この路線は、行方市山田の国道354号北浦バイパス付近を起点とし、同市井上を経由して、再び国道354号に接続するまでの約16キロメートルを結んでいます。

概要

この県道は、国道354号の南側をほぼ並行するように走り、行方市北部の地域を東西に横断する重要な役割を担っています。特に、行方市井上から諸井までの区間は、玉造バイパスが開通する以前の旧国道355号の一部にあたります。

路線名にある「玉造」は、行方市が平成の大合併を行う前の旧自治体である玉造町に由来しています。この名前が示すように、この道路はかつての玉造町の主要な道路網の一部でした。

路線データ

起点: 茨城県行方市山田字塚下1145番地先（国道354号交点、鹿行大橋西交差点付近）
終点: 茨城県行方市玉造甲736番7地先（国道354号交点、玉造町諸井交差点）
総延長: 16.114 km
重用延長: 0.051 km
未供用延長: なし
実延長: 16.063 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

茨城県道183号山田玉造線の歴史は、1959年（昭和34年）に遡ります。この年、茨城県は、行方郡北浦村大字山田を起点とし、行方郡玉造町を終点とする区間を、新たな県道として認定しました。当初の路線は、現在の路線とほぼ同じ区間を結んでいました。

1995年（平成7年）には、整理番号が183に変更され、現在の路線名と番号が確定しました。

年表

1923年（大正12年）4月1日：山田玉造線の前身となる路線が認定
1959年（昭和34年）10月14日：現在の路線が県道として認定。道路区域は、行方郡北浦村大字山田から行方郡玉造町大字井上の主要地方道石岡潮来線（旧国道355号）交点までと決定
1967年（昭和42年）6月29日：主要地方道水戸鉾田佐原線の不要物件（北浦村山田地内）を県道区域に編入。起点が鹿行大橋西の県道札玉造線交点に変更
1972年（昭和47年）9月7日：行方郡玉造町大字井上 - 同町大字井上藤井の狭隘路（最小幅員4.0 m、延長1.665 km）を道路改良供用開始
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が247から現在の183に変更
1996年（平成8年）2月22日：路線延伸のため、行方郡玉造町大字井上 - 同町字堂ノ前甲の旧国道355号区間（4.717 km）を編入し、終点が現在の位置となる

重複区間

この県道には、国道354号北浦バイパスとの重複区間が一部存在します。具体的には、起点である鹿行大橋西交差点から、北浦バイパスが開通する以前の国道354号（旧道）の分岐点までの約20メートルが重複しています。

地理

茨城県道183号山田玉造線は、行方市内を通過します。この道路は、地域の交通を支えるとともに、沿線住民の生活に密接に関わっています。

交差する道路

茨城県道2号水戸鉾田佐原線（行方市山田・山田交差点）
茨城県道184号島並鉾田線（行方市小幡）
茨城県道50号水戸神栖線（行方市井上藤井・井上藤井交差点）

沿線施設

沿線には、以下の施設があります。

行方市役所北浦庁舎（行方市山田）
なめがた地域医療センター（行方市井上藤井）
西蓮寺（行方市西蓮寺）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

* 茨城県の県道一覧

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