茨城県道200号藤沢豊里線

茨城県道200号藤沢豊里線について



茨城県道200号藤沢豊里線は、茨城県土浦市藤沢を起点とし、つくば市に至る一般県道です。この路線は、土浦市とつくば市を結ぶ重要な交通路であり、地域住民の生活や経済活動を支える役割を担っています。

概要



この県道は、土浦市藤沢から筑波研究学園都市の北部を横断し、つくば市今鹿島まで東西に約11kmにわたって延びています。起点の藤沢十字路からつくば市下大島までの約2.3kmの区間は、国道125号と重複しています。路線名にある「豊里」は、1987年つくば市成立以前の旧自治体である豊里町に由来しており、現在のつくば市豊里地区が終点となっています。

路線データ



起点:土浦市藤沢字本町1303-1番地先(国道125号 藤沢十字路)
終点:つくば市今鹿島(茨城県道45号つくば真岡線交点)
総延長:11.279km
重用延長:2.296km
未供用延長:なし
実延長:8.983km
自動車交通不能区間延長:なし

歴史



この県道の歴史は、1959年(昭和34年)にまで遡ります。当初は、新治郡新治村大字藤沢を起点とし、筑波郡大穂町を経由して筑波郡豊里町を終点とする路線として認定されました。その後、1995年(平成7年)に整理番号が200に変更され、現在に至っています。

年表


1959年(昭和34年)10月14日:県道藤沢豊里線(図面対照番号209)として路線認定。道路区域は、新治郡新治村大字藤沢から筑波郡豊里町大字遠東までと決定。
1965年昭和40年)1月6日新治郡新治村大字高岡の狭隘路(最小幅員3.5m、延長555m)を拡幅・線形改良。
1968年昭和43年)12月26日新治郡新治村大字田土部 - 同村大字栗原の狭隘路(最小幅員3.0m、延長1.294km)を線形拡幅改良。
1976年昭和51年)11月29日筑波研究学園都市建設に伴い、筑波郡大穂町大字要 - 同郡豊里町大字沼崎の迂回路(2.959km)を県道藤沢豊里線に指定。
1977年昭和52年)
9月1日筑波郡大穂町大字要 - 同郡豊里町大字遠東の迂回路供用に伴い、旧道(1.768km)が指定解除。
12月26日新治郡新治村大字藤沢(藤沢十字路) - 大字田土部(桜橋)のバイパス道路(3.164km)の道路区域を指定。
1980年昭和55年)12月25日筑波郡筑波町大字下大島(国道125号交点) - 新治郡新治村大字田土部(桜橋東詰)のバイパス(約0.9km)が開通。
1982年(昭和57年)3月23日新治郡新治村大字藤沢(藤沢十字路) - 大字田土部(桜橋)の旧道(3.5km)が指定解除。
1995年(平成7年)3月30日:整理番号が266から200に変更。
2000年(平成12年)7月10日つくば市(旧・豊里町)大字沼崎 - 大字今鹿島(主要地方道つくば真岡線・今鹿島交差点)のバイパスを新設する道路区域(2.48km)が決定。

路線状況



土浦市藤沢からつくば市下大島までの区間は、国道125号との重複区間となっています。また、つくば市内の一部では、筑波大学筑波キャンパス内を通過する区間があります。沼崎小学校付近より西側は中央線のない細い道路で、それ以外の区間は片側一車線となっています。つくば市沼崎以西は、茨城県道45号つくば真岡線バイパスまで延伸するバイパス道路の整備が計画されています。

また、つくば市下大島(国道125号交差)から同市天王台(台坪交差点)の間は、災害発生時の被害拡大防止のため、道路用地内に電柱を建てることが制限されている緊急輸送道路として指定されています。

重複区間



国道125号(土浦市藤沢 - つくば市下大島)

道路施設



桜橋(桜川、土浦市・つくば市境)
口ノ堀陸橋(学園西大通りつくば市要 - 同市旭)

地理



通過する自治体


茨城県
土浦市
つくば市

交差する道路


土浦市
国道125号(土浦市藤沢・起点)
茨城県道201号藤沢荒川沖線 現道(土浦市藤沢)
茨城県道201号藤沢荒川沖線 新道(つくば市下大島)
つくば市
茨城県道128号土浦大曽根線(つくば市栗原 台坪交差点)
学園東大通り / 茨城県道55号土浦つくば線(つくば市天王台 台坪入口交差点)
学園西大通り / 国道408号つくば市要 / 旭 口ノ堀陸橋下交差点)
茨城県道45号つくば真岡線(つくば市沼崎・終点)

沿線施設


つくば市立栗原小学校(つくば市栗原)
筑波大学つくば市天王台)
つくば市立沼崎小学校(つくば市沼崎)

参考資料



茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目



茨城県の県道一覧
筑波大学筑波キャンパス

外部リンク



茨城県土木部
* 土浦土木事務所(道路の管理事務所)

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