茨城県道201号藤沢荒川沖線

茨城県道201号藤沢荒川沖線

茨城県道201号藤沢荒川沖線は、茨城県土浦市藤沢を起点とし、同市荒川沖を終点とする全長約15.9kmの一般県道です。この路線は、土浦市とつくば市を結ぶ主要な道路の一つとして、地域住民の生活や経済活動に重要な役割を果たしています。

概要

県道201号は、土浦市藤沢の国道125号交差点から南下し、つくば市花室、下広岡を経由して、土浦市荒川沖の国道6号交差点に至ります。このルートは、学園東大通りの東側をほぼ並行しており、つくば市中心部へのアクセスを補完する役割も担っています。特に、つくば市下広岡では国道354号と交差し、常磐自動車道桜土浦インターチェンジの付近を通過するなど、広域的な交通ネットワークの一部を形成しています。また、終点近くの土浦市中村南六丁目北交差点では、学園東大通り（茨城県道55号土浦つくば線）と斜めに交差しており、主要幹線道路間の接続も担っています。

路線データ

起点：茨城県土浦市藤沢字本町1303番1地先（国道125号交点）
終点：茨城県土浦市荒川沖・中村南6丁目（国道6号交点）
総延長：15.928 km
重用延長：2.366 km
実延長：13.562 km

歴史

この県道は、1959年（昭和34年）10月14日に、新治郡新治村大字藤沢を起点、土浦市荒川沖町を終点とする「県道藤沢荒川沖線」として路線認定されました。その後、1995年（平成7年）に整理番号が201に変更され、現在に至っています。

主な年表

1959年（昭和34年）10月14日：県道藤沢荒川沖線として路線認定。新治郡新治村大字藤沢から土浦市荒川沖町までの区間が指定されました。
1965年（昭和40年）5月4日：県道土浦大穂線との重複区間を編入し、新治郡桜村内の経路変更。
1979年（昭和54年）3月12日：新治郡新治村藤沢から同郡桜村上境までの区間が拡幅改良。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が267から201に変更。
2001年（平成13年）3月19日：新治郡新治村大字藤沢（国道125号）からつくば市大字上野までのバイパス新設が決定。
2010年（平成22年）3月23日：つくば市下大島（国道125号）から土浦市高岡までのバイパス一部区間が開通。
2011年（平成23年）6月30日：つくば市上野地内にバイパス新設、一部区間が開通。
2015年（平成27年）4月22日：土浦市高岡からつくば市上野地内までのバイパスが開通（さくら大橋を含む）。
2017年（平成29年）6月26日：つくば市柴崎から同市東岡までのバイパス供用開始。
2017年（平成29年）11月30日：つくば市上境から同市東岡までのバイパス新設区間を指定。
2018年（平成30年）3月8日：つくば市東岡から同市金田までのバイパス一部区間を指定。
2018年（平成30年）3月31日：つくば市上境から同市金田までのバイパス一部区間供用開始。
2019年（令和元年）11月11日：つくば市さくらの森から同市東岡までの旧道が県道指定解除。

路線状況

つくば市下大島から同市春風台までの区間では、バイパスが整備され、交通の円滑化が図られています。特に、つくば市下大島から同市天久保までの区間は、災害時の緊急輸送道路としての役割を担うため、電柱の設置が制限されています。

重複区間

国道125号：土浦市藤沢（起点）からつくば市下大島まで（約1.5km）

道路施設

栄利橋（桜川、土浦市藤沢新田 - つくば市栄）
柏橋（花室川、つくば市上ノ室 - 大角豆）
さくら大橋（桜川、土浦市高岡 - つくば市上野）※バイパス区間

地理

通過する自治体

茨城県
土浦市
つくば市
土浦市

交差する道路

国道125号（起点）
茨城県道128号土浦大曽根線（つくば市上境）※重複
茨城県道24号土浦境線（つくば市花室 花室交差点）
茨城県道123号土浦坂東線（つくば市上ノ室）
国道354号（つくば市下広岡 下広岡交差点）
茨城県道55号土浦つくば線（土浦市西根南 / 中村西根 中村南六丁目北交差点）
国道6号（終点）

沿線施設

つくば市立九重小学校（つくば市上ノ室）
つくば市立桜南小学校（つくば市大角豆）
茨城県立土浦産業技術専門学院（土浦市中村西根）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
土浦土木事務所（道路の管理事務所）

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