茨城県道232号市毛水戸線

茨城県道232号市毛水戸線

茨城県道232号市毛水戸線は、茨城県ひたちなか市市毛を起点とし、水戸市に至る全長約2.8kmの一般県道です。この道路は、ひたちなか市と水戸市を結ぶ重要な役割を担っています。

概要

この県道は、ひたちなか市枝川の枝川立体交差点で国道6号水戸バイパスから分岐し、那珂川に架かる水府橋を渡り、水戸駅北口前の国道51号交差点に接続します。かつては国道6号の一部でしたが、水戸バイパスの開通に伴い、1971年（昭和46年）に県道に格下げされ、茨城県に移管されました。国道としての役割を終えた後も、水戸市中心部へのアクセスを可能とする利便性から、現在も水戸市近郊の地域を結ぶ重要な動脈として機能しています。

路線データ

起点：ひたちなか市市毛（国道6号交点、枝川立体交差点）
終点：水戸市三の丸一丁目（国道51号交点、三の丸1丁目交差点）
総延長：2.882 km
重用延長：0.045 km
未供用延長：なし
実延長：2.837 km
自動車交通不能区間延長：なし

歴史

1971年（昭和46年）4月30日：勝田市大字市毛（現・ひたちなか市市毛）を起点とし、水戸市に至る区間が、当時の国道6号から県道に格下げされ、県道市毛水戸線として認定（整理番号386）。
1995年（平成7年）：整理番号が386から現在の232に変更。

年表

1971年（昭和46年）4月30日：国道6号の現道区間が県道に格下げされ、県道市毛水戸線（整理番号386）として認定。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が386から232に変更。
2001年（平成13年）3月1日：ひたちなか市枝川の一部区間が、最大重量限度25トンの道路に指定。
2004年（平成16年）2月26日：水府橋の改築に関する道路区域が決定。
2009年（平成21年）4月1日：ひたちなか市大字枝川の一部区間が、高さ制限4.1mの道路に指定。
2011年（平成23年）4月14日：水戸市水府町地内のJR水郡線との立体交差化が完了し、踏切が廃止。
2013年（平成25年）4月1日：ひたちなか市市毛から同市枝川までの区間が、高さ制限4.1mの道路に指定。
2013年（平成25年）10月31日：老朽化した旧水府橋の架け替え工事が完了し、新しい水府橋が供用開始。

路線状況

水戸市三の丸2丁目から三の丸交差点の間は、災害発生時の被害拡大防止のため、緊急輸送道路として電柱の設置が制限されています。

道路施設

新早戸橋（早戸川、ひたちなか市大字枝川）
早戸橋（鳴戸川、ひたちなか市大字枝川）
水府橋（那珂川、水戸市水府町 - 三の丸）

水府橋は、1932年（昭和7年）に完成したトラス構造の鉄橋でしたが、老朽化と那珂川の堤防工事の障害となったため、架け替えられました。新しい橋は、2013年（平成25年）10月31日に開通しました。

地理

水府橋から終点の水戸駅北口前の区間は、水戸城跡の二の丸と三の丸の間の空堀を転用した道路です。那珂川より北部の水戸市水府町やひたちなか市枝川では、那珂川低地の平坦な道路が続いています。

通過する自治体

茨城県
ひたちなか市
水戸市

交差する道路

国道6号水戸バイパス（ひたちなか市市毛 枝川立体交差点）
茨城県道63号水戸勝田那珂湊線（ひたちなか市枝川 卸売市場交差点）
茨城県道253号水戸枝川線（ひたちなか市枝川）
国道51号（水戸市三の丸一丁目 三の丸1丁目交差点）

沿線

青柳公園（水戸市水府町）
弘道館（水戸市三の丸）
JR水戸駅（水戸市宮町）

脚注

注釈

特になし

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
常陸大宮土木事務所（ひたちなか市区間の道路の管理事務所）
水戸土木事務所（水戸市区間の道路の管理事務所）

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