茨城県道254号日立港線

概要

茨城県道254号日立港線は、茨城県日立市に位置し、日立港と国道6号を結ぶ主要な県道です。この路線は、日立港へのアクセスを向上させるだけでなく、地域間の交通を円滑にする重要な役割を果たしています。

起点は、日立港の入口に位置する国道245号との交差点です。そこから、緩やかな坂を上り、国道6号と合流する地点が終点となります。この道路は、全線にわたって2車線が確保されており、比較的走行しやすい環境が整備されています。

路線データ

起点: 茨城県日立市久慈町1丁目（国道245号交点、日立港北側）
終点: 茨城県日立市久慈町7丁目（国道6号交点、大みか町6丁目交差点）
総延長: 2.148 km
重用延長: なし
未供用延長: なし
実延長: 2.148 km
自動車交通不能区間延長: なし

歴史

この路線の歴史は、1959年（昭和34年）に県道久慈港線として認定されたことに始まります。当時、日立港は久慈港という名称で、路線名もそれに由来していました。1969年（昭和44年）に港の名称が日立港に変更されたことに伴い、路線名も現在の茨城県道日立港線に改称されました。

1995年（平成7年）には、整理番号が254に変更され、現在に至っています。この変更は、県道の管理体制を整理し、より効率的な運営を目指すものでした。

年表

1959年（昭和34年）10月14日：県道久慈港線として路線認定（図面対照番号314）。道路区域は、日立市久慈町 久慈港から日立市久慈町の二級国道水戸日立線交点まで（延長989 m）と決定。また、一部区間の前身にあたる県道大甕停車場石名坂線（大甕停車場 - 日立市石名坂町、図面対照番号265）が路線認定。
1969年（昭和44年）12月25日：茨城県告示により、路線名が県道日立港線に改正。同時に、起点の地名表記を「久慈港」から「日立港」に改称。
1981年（昭和56年）3月31日：県道大甕停車場石名坂線の路線廃止に伴い、その一部区間を編入。これにより、路線延長が933 mから2,162 mに延伸。
1995年（平成7年）3月30日：整理番号が365から254に変更。
2004年（平成16年）3月22日：日立市久慈町1丁目 - 同市久慈町間が、車両の高さ制限4.1mの道路に指定。

路線状況

この路線は、災害発生時の緊急輸送道路としての役割も担っており、道路法に基づき、日立市久慈町（日立港入口交差点）から同市大みか町（大みか町6丁目交差点）までの区間では、電柱の設置が制限されています。これは、災害時の被害拡大を防止し、緊急車両の通行を確保するための措置です。

地理

この道路が通過する自治体は、茨城県日立市のみです。日立港や久慈漁港といった主要な施設を結び、地域の経済活動や住民生活を支える重要な役割を果たしています。

交差する道路

国道245号（日立港入口交差点）
国道6号（大みか町6丁目交差点）

沿線施設

茨城港日立港区（日立港）
久慈漁港
JR常磐線
東日本電信電話 久慈局（日立市久慈町2丁目）
日立製作所 日立事業所臨海工場（日立市大みか5丁目）
回春荘病院（日立市大みか6丁目）

参考文献

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧

外部リンク

茨城県土木部
高萩工事事務所（道路の管理事務所）

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