茨城県道349号樺穂停車場線

茨城県道349号樺穂停車場線について

茨城県道349号樺穂停車場線は、茨城県真壁郡真壁町（現在の桜川市）に存在した筑波鉄道樺穂駅を起点とし、主要地方道である茨城県道41号つくば益子線へと至る、全長291.5メートルの一般県道でした。この路線は、地域住民にとって重要な交通路でしたが、筑波鉄道筑波線の廃止に伴い、1995年8月24日にその短い歴史に幕を閉じました。

路線概要

起点: 茨城県真壁郡真壁町大字長岡字相の田333-1番地先（旧樺穂駅）
終点: 茨城県真壁郡真壁町大字長岡字里の前434の1番地先（茨城県道41号つくば益子線交点）
距離: 291.5メートル

この県道は、樺穂駅と主要地方道を直接結ぶ役割を担い、地域交通の円滑化に貢献していました。その短い距離にもかかわらず、地域住民の生活を支える重要なインフラストラクチャーとしての役割を果たしていました。

歴史

1959年10月14日、茨城県は県道路線として、樺穂停車場を起点とし、県道岩瀬真壁線（現在のつくば益子線）との交点を終点とする区間を、県道樺穂停車場線として認定しました。この路線は、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしていました。

1987年には筑波鉄道樺穂駅が廃止されましたが、県道としての路線はその後も存続しました。しかし、1995年になると、路線整理番号が349に変更され、その年の8月24日に路線自体が廃止されることとなりました。この背景には、筑波鉄道筑波線の廃止という大きな出来事がありました。

年表

1922年3月20日: 樺穂駅が開業。
1959年10月14日: 樺穂停車場線が路線認定（図面対照番号293）。道路区域は、真壁郡真壁町大字白井の樺穂停車場から同郡同町大字白井の県道岩瀬真壁線交点までと決定。
1980年9月8日: 県道筑波益子線の道路改良工事に伴い、終点付近の真壁郡真壁町大字長岡地内（60.5m）を編入。
1987年4月1日: 筑波鉄道筑波線廃線により樺穂駅が廃止。
1995年3月30日: 整理番号が345から349に変更。
1995年8月24日: 樺穂停車場線が路線廃止。

地理

この県道は、筑波山地のふもとに位置する地域を通過していました。沿線には、かつて樺穂駅が存在し、地域住民の足として重要な役割を果たしていました。また、現在では桜川市立樺穂小学校が地域を代表する施設として存在しています。この地域は、自然に囲まれた静かな環境であり、地域の歴史と文化を今に伝える場所となっています。

接続する道路

茨城県道41号つくば益子線（桜川市真壁町長岡）

沿線施設

筑波鉄道筑波線樺穂駅（廃止）
桜川市立樺穂小学校（桜川市長岡）

出典

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関連項目

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