茨城県道502号取手常総自転車道線

茨城県道502号取手常総自転車道線（小貝川自転車道）

茨城県道502号取手常総自転車道線は、茨城県取手市から常総市に至る県道で、主に小貝川の堤防上に整備された自転車道です。通称「小貝川自転車道」とも呼ばれ、利根川の支流である小貝川の美しい流れと、周辺の豊かな自然を楽しみながらサイクリングできるコースとして、多くのサイクリストに利用されています。

概要

起点は取手市小文間で、終点は常総市新井木町です。計画延長は29.5kmですが、実際に供用されている区間は取手市宮和田からつくばみらい市杉下までの区間と、常総市終点付近を合わせた22.8kmとなっています。未整備区間は6.2kmで、1991年から整備が休止されています。コースは、戸田井橋から始まり、文巻橋、小貝橋、二三成橋、稲豊橋、谷和原大橋を経て大和橋北交差点に至ります。稲豊橋と谷和原大橋を渡ることで、小貝川の右岸と左岸を行き来することができます。

路線データ

起点: 茨城県取手市小文間
終点: 茨城県常総市新井木町
重要な経過地: 北相馬郡藤代町（現・取手市）、筑波郡伊奈村（現・つくばみらい市）、同谷和原村（現・つくばみらい市）
総延長: 29.508 km
重用延長: 0.560 km
未供用延長: 6.200 km
実延長: 22.748 km

歴史

この自転車道の整備は1978年に計画が開始され、1979年9月3日に県道取手水海道自転車道線として路線認定されました。その後、区間ごとに整備が進められ、部分的に開通していきました。2006年には、市町村合併に伴い、現在の県道取手常総自転車道線に名称が変更されました。

年表

1978年：計画に着手。
1979年9月3日：県道取手水海道自転車道線（整理番号407）として路線認定。
1983年9月22日：北相馬郡藤代町宮和田 - 山王 - 筑波郡伊奈村 - 筑波郡谷和原村杉下の区間（18,991.9m）が自転車および歩行者専用道の道路区域に指定。
1984年4月2日：北相馬郡藤代町宮和田 - 山王 - 筑波郡伊奈村長渡呂 - 青木 - 筑波郡谷和原村鬼長の区間が供用開始。
1984年10月29日：筑波郡谷和原村鬼長 - 同村杉下の区間が自転車および歩行者専用道に指定。
1984年11月12日：谷和原村鬼長 - 同村杉下の区間が供用開始。
1986年7月31日：筑波郡伊奈町大字長渡呂 - 同町大字青木の区間を供用開始。
1991年2月4日：谷和原村寺畑 - 水海道市新井木町の区間（延長4,035m）が供用開始。
1991年：全延長30.2kmのうち22.8kmを整備し、残りの部分の整備を休止することが決定。
1995年3月30日：整理番号407から現在の番号（整理番号502）に変更。
2000年4月20日：藤代町大字藤代の区間（国道6号藤代バイパス付近：277m）の県道付け替えによりルート変更。
2004年2月23日：小貝川の橋梁（谷原大橋）架け替えによる道路区域変更。
2006年4月1日：現在の路線名である取手常総自転車道線へ改称。

路線状況

重複区間

茨城県道328号谷井田稲戸井停車場線（取手市市之代 - つくばみらい市狸渕）：稲豊橋
茨城県道3号つくば野田線（つくばみらい市鬼長 - 杉下）：谷和原大橋

地理

通過する自治体

茨城県
取手市
つくばみらい市
（守谷市）
常総市

交差する道路

国道6号（取手市宮和田）
国道6号藤代バイパス（取手市藤代）
茨城県道210号谷田部藤代線（取手市藤代 - 椚木）：小貝橋
茨城県道19号取手つくば線（取手市山王）
茨城県道328号谷井田稲戸井停車場線（取手市市之代 - つくばみらい市狸渕）：稲豊橋
茨城県道46号野田牛久線（つくばみらい市青木）：常総橋
常磐自動車道（つくばみらい市鬼長）
茨城県道3号つくば野田線（つくばみらい市鬼長 - 杉下）：谷原大橋
国道354号（常総市新井木町・大和橋北交差点）
茨城県道130号常総取手線（同上）
茨城県道129号下妻常総線（同上）

沿線

小貝川
取手市立藤代小学校（取手市藤代）
取手市総合公園（取手市椚木 - 中内）
間宮林蔵記念館（つくばみらい市上平柳）

出典

茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』

関連項目

茨城県の県道一覧
日本の自転車道一覧

外部リンク

茨城県土木部
竜ケ崎工事事務所（取手市区間の道路の管理事務所）
土浦土木事務所（つくばみらい市区間の道路の管理事務所）
* 常総工事事務所（常総市区間の道路の管理事務所）

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