荒川 (宮城県)

荒川（あらかわ）

概要

荒川は、宮城県柴田郡の主に村田町を流れる、阿武隈川水系白石川の支流にあたる一級河川です。別名として松尾川という名前も持っています。この川は、村田町の自然豊かな風景を形作る重要な要素の一つとなっています。

流路

荒川は、宮城県柴田郡村田町と川崎町の境界付近の山間部に源を発します。そこから流れ出した水は村田ダムに貯水され、流量が調整された後、南東方向へと流れていきます。足立地区の田園地帯を通り、村田町の中心部からやや東に外れた場所を流れ、小泉地区からは大きなS字を描きながら沼辺地区へと進みます。その後、東北新幹線の高架下を通過し、支流である新川を合わせ、国道4号大河原バイパスや大河原町道に架かる橋を過ぎたところで、白石川に合流します。

流域の自治体

荒川が流れる主な自治体は以下の通りです。

宮城県
柴田郡村田町
大河原町

谷山水源の森

荒川の源流域は、「谷山水源の森」として水源の森百選に選定されており、蔵王連峰東部の標高150mから430mの丘陵地帯に広がっています。この森は、樹齢100年から150年のアカマツや、植林されたスギなどの針葉樹林と、イヌブナ等の広葉樹林が混在する豊かな植生を誇ります。「谷山県自然環境保全地域」に指定されており、多様な動植物が生息しているほか、珍しい天然の石橋（しゃっきょう）も見ることができます。

所在地：宮城県柴田郡村田町足立字カケス塒（1995年（平成7年）7月時点の情報）

支流

新川

流域の道路

荒川流域には、以下の道路が通っています。
国道4号大河原バイパス
大河原町道

ダム

村田ダム：上流部に位置し、灌漑用水を目的としています。阿武隈川水系松川上流の温泉湧出による河川の酸性水の代替水源としての役割も担っています。

関連項目

荒川 (曖昧さ回避) - 日本各地に存在する荒川の一覧
水源の森百選
日本の川一覧

外部リンク

* 村田ダム - 「ダム便覧」

脚注

荒川は、地域の生活や環境に深く関わる重要な河川であり、その豊かな自然は多くの動植物を育んでいます。

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