荒川区コミュニティバス

荒川区コミュニティバス「さくら」

荒川区コミュニティバス、愛称「さくら」は、荒川区が運行するコミュニティバスです。区の木である桜にちなんで名付けられました。運行は京成バス金町営業所に委託されています。

運行概要

2005年4月20日に運行を開始した「さくら」は、区内の主要な地域を結び、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしています。バス停にはナンバリングが付与され、京成バスのバスナビシステムを利用したロケーション検索も可能です。

運賃・乗車券

運賃は均一制で、ICカード（PASMO・Suica等）も利用できます。2023年3月31日には運賃改定が行われ、大人180円（IC 178円）、小児90円（IC 89円）となりました。以前は専用定期券「さくらPass」がありましたが、現在は京成バスの「東京都内ICカード金額式定期券」が利用できます。

各種障害者手帳や東京都シルバーパス、荒川区発行の専用福祉乗車証の提示で運賃が無料になる制度もあります。「さくら」と「汐入さくら」間では、南千住駅での乗り継ぎに限り、乗継券を購入することで割引運賃が適用されます。

路線

現行路線

さくら: 南千住駅西口を起点に、南千住図書館、アクロシティ、町屋駅、荒川区役所前を経由する循環路線です。南千01（図書館先回り）と南千02（区役所前先回り）の2系統があり、土休日には「ゆいの森あらかわ」を経由する南千02-1系統も運行されます。かつては、平日朝に雨天時増便サービスも実施していました。
汐入さくら: 南千住駅西口と東口を結び、隅田川駅、瑞光橋公園、汐入公園、東京リバーサイド病院を経由します。2025年3月末をもって運行廃止となる予定です。

廃止路線

* 町屋さくら: 新三河島駅を起点に尾久・町屋地区を循環する路線でしたが、2022年3月31日をもって全線廃止となりました。廃止代替として、デマンド型交通「町屋地域デマンド交通」が実証運行されています。

車両

現行の専用車両は、日野・ポンチョ（2代目HX系、2ドアロングボディ）です。白基調に桜の花を散らしたデザインが特徴で、検査時には京成バスカラーのポンチョが代走します。過去には、荒川区のシンボルキャラクター「あら坊・あらみぃ」が描かれた車両も存在しました。

今後の展望

コミュニティバス「さくら」は、区民の生活に密着した交通手段として、今後も重要な役割を担っていくことが期待されます。路線の維持、利用者のニーズに合わせたサービス改善など、更なる発展が望まれます。

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