荒川道路

荒川道路（新潟県村上市）

荒川道路は、新潟県村上市南新保を起点とし、同市坂町に至る全長3.6kmの国道113号バイパス、および道路拡幅区間です。地域高規格道路である新潟山形南部連絡道路（国道113号）の一部として機能しています。

概要

旧国道113号の当該区間は、1993年に指定されたものの、大型車の通行が禁止されている箇所や、普通車でもすれ違いが困難な狭隘な区間、直角コーナーが連続するなど、交通の妨げとなっていました。日本海東北自動車道の開通に伴い、国道7号・国道345号からのアクセス道路を新たに整備する必要が生じたため、荒川道路と乙バイパスが整備されました。2009年には両道路が全線開通し、国道345号と国道7号間の交通が円滑になりました。

荒川道路の起点となる交差点は、日本海東北自動車道の荒川胎内ICに直結しており、料金所などの施設はなく、ダイヤモンド型のインターチェンジとして側道と直接接続しています。起点から新潟県道289号坂町停車場線（国道7号旧道）との交点手前までは高架構造となっており、羽越本線を立体交差した後、十文字交差点付近の各幅拡幅区間へと接続します。十文字交差点から国道113号旧道の乙方面へは、交差点から側道を経由します。

道路規格は1種3級ですが、自動車専用道路ではなく、一般道路として供用されています。

路線データ

起点：新潟県村上市南新保（荒川胎内IC）
終点：新潟県村上市坂町（十文字交差点）
全長：3.6km
車線数：暫定2車線

歴史

1996年（平成8年）8月30日：調査区間に指定
1999年（平成11年）12月17日：整備区間に指定
2009年（平成21年）3月21日：全線開通、供用開始

通過する自治体

新潟県村上市

主な接続路線

E7 日本海東北自動車道（南新保交差点）
新潟県道289号坂町停車場線
国道7号（十文字交差点）

道路管理者

新潟県：全線（指定区間ではないため、新潟県が管理。計画・建設時の施工・管理は国土交通省北陸地方整備局羽越河川国道事務所）

車線・最高速度

暫定2車線

その他

旧道
胎内市乙 - 村上市長政：新潟県道402号樽ヶ橋長政線
村上市長政 - 同市坂町：村上市道
接続するバイパスの位置関係
* （新潟方面）乙バイパス - 荒川道路 - 現道 - 関川バイパス（相馬方面）

荒川道路の開通により、村上市周辺の交通アクセスが向上し、地域経済の活性化に貢献しています。

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