荒薙教

荒薙教（あらなぎきょう）について

荒薙教は、岐阜県美濃加茂市に本部を置く神道系の宗教団体で、1900年（明治33年）に設立されました。教団の拠点は、JR高山本線の古井駅の近くに位置しており、「こびの天狗山」として広く知られています。ここには、日本一の大きさを誇る約12メートルの天狗像があり、2020年に新たな意匠にて建て替えられました。この巨大な天狗像は、信者や訪問者にとって、神聖な場として特別な存在です。

教団の教えは「敬神崇祖」であり、信者は神を敬い、先祖を大切にすることを重視しています。荒薙教は神仏習合の特徴を色濃く残しており、祈祷の際にはまず「六根清浄祓」を唱え、その後祝詞を読み上げ、最後に「般若心経」を唱えます。このように、多様な信仰形態を取り入れた儀式が行われることが、荒薙教の特徴の一つと言えるでしょう。

教祖は戸田よきで、彼の教えは多くの信者に受け入れられています。また、祭神には荒薙大神、御嶽大神、白姫明神が祀られており、これらの神々も教団の信仰の中心となっています。

本部は岐阜県美濃加茂市森山町3-5-57に位置し、支部は愛知県岡崎市若松東2-13にあります。このように、地域に根ざした活動を行いながら、信者同士の絆を深めている点も特徴です。

年間行事

荒薙教では毎年さまざまな行事が行われており、信者たちが参加することで教義を深め、コミュニティの結束を図っています。以下は主な行事です：

• - 1月中：初詣
• - 2月1日：星祭、豆まき
• - 3月10日：人形供養祭、最上稲荷祭
• - 4月29日：教祖祭
• - 7月24日：施餓鬼供養、子育地蔵尊祭
• - 10月21日：荒薙教大祭
• - 11月中：七五三詣で

これらの行事に参加することは、信者にとって重要な意味を持ち、日々の生活の中で宗教的な価値観を再確認する機会ともなります。特に、教祖祭や荒薙教大祭は特に大規模な行事となり、多くの信者が集まります。

荒薙教の活動や行事に興味がある方は、ぜひ直接訪問してみることをお勧めします。教団の温かい雰囲気を感じることができるでしょう。

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