荻川村

荻川村は、1901年（明治34年）から1939年（昭和14年）にかけて、新潟県中蒲原郡に存在した村です。現在の新潟市秋葉区の一部にあたります。三方を小阿賀野川、能代川、信濃川に囲まれた低平地に位置していました。

村名は、合併した荻野村と川結村から一文字ずつ取って名付けられました。村役場は大字中野に設置されました。

1901年（明治34年）11月1日 - 中蒲原郡荻野村、川結村が合併し、荻川村が発足。
1939年（昭和14年）11月1日 - 中蒲原郡新津町に編入され消滅。

荻川村は、信濃川下流の沖積平野に位置し、肥沃な土地が広がっていました。水田が多く、米作りが盛んな地域でした。また、周辺には小阿賀野川や能代川が流れ、水運にも利用されていました。

鉄道路線
日本国有鉄道
信越本線
荻川駅

荻川駅は、現在も信越本線の駅として機能しており、周辺住民の足として利用されています。

荻川村は消滅しましたが、その地名は現在も新潟市秋葉区荻川地区として残っています。荻川地区は、住宅地や商業地として発展しており、新潟市中心部へのアクセスも良好なため、ベッドタウンとしての役割も担っています。

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 15 新潟県』角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。
地名情報資料室編著、楠原佑介責任編集編『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年9月。ISBN 4490102801。