菅野仁志

菅野仁志（かんの ひとし）

1985年5月7日生まれ。東京都出身のシルバーアクセサリーデザイナーであり、TBSの人気番組『SASUKE』の有力選手として知られています。

生い立ちとSASUKEへの挑戦

幼少の頃からブルース・リーやジャッキー・チェンといったアクションスターに憧れ、父親の影響で小学校6年生から自重トレーニングを開始。中学時代はバスケットボール部に所属しながらも、体操の練習に励んでいました。高校では体操競技部に入部し、部員不足で廃部寸前だった部を立て直すことに貢献。わずか1年で都大会の種目別平行棒で優勝するという偉業を成し遂げました。

大学進学後も体操を続けながら、同大学の後輩である長崎峻侑が『SASUKE』で活躍する姿に触発され、自身もSASUKEへの挑戦を決意します。21歳で初出場を果たしますが、得意としていたトランポリンエリアでまさかのリタイア。その悔しさをバネに、猛練習を重ねることを誓いました。

2009年の第22回大会では、予選会を突破し初出場で1stステージをクリア。勢いそのままに3rdステージまで進出し、漆原裕治と並び「SASUKE新世代」として注目を集めます。続く第23回大会では、3rdステージをクリアし、長野誠と共にファイナルステージに進出しますが、完全制覇はなりませんでした。

大学卒業後は、トレーニングに専念するため就職せず、深夜の清掃アルバイトとシルバーアクセサリーのデザインで生計を立てます。しかし、ファイナル進出以降は結果が振るわず、SASUKEを辞めようかと考えた時期もありました。2012年、1年半ぶりに開催された大会を機に情熱を取り戻し、その後4大会連続で3rdステージに進出するなど、再び活躍を見せます。

怪我との闘いと復活

2019年には左肩の反復性脱臼と腱板断裂の手術、2020年にはハードなトレーニングによる左肩の再手術を経験。度重なる怪我に苦しみながらも、SASUKEへの情熱を絶やすことなくトレーニングを続け、再び競技の舞台へと戻ってきました。

人物像とトレーニング

身長168cm、体重70kg。ベンチプレスのMAXは135kg、握力は両手ともに100kgを超える怪力です。バスケットボールの経験に加え、大学では体操競技以外にも柔道、剣道、合気道、栄養学を学んでいました。普段はシルバーアクセサリーの制作・販売の傍ら、ビルメンテナンスの仕事にも従事しています。

トレーニングはウエイトトレーニングが中心で、走ることは苦手。「SASUKEに必要な走力以外は走りたくない」と語っています。トレーニングジムは好まず、自宅に器具を揃えてトレーニングを行っています。

SASUKEでは、「SASUKE新世代の旗手」というキャッチフレーズで親しまれ、憧れの選手として山田勝己とケイン・コスギの名前を挙げています。

SASUKEでの戦績

第20回大会から第42回大会まで、数々のドラマを生み出してきました。初出場の第20回大会では1stステージでリタイアしますが、第22回大会で1stステージを初クリア。第23回大会ではファイナルステージに進出するも、完全制覇はなりませんでした。

その後も、幾度となく3rdステージに進出するものの、クレイジークリフハンガーなどの難関エリアに阻まれ、悔しい思いを経験します。しかし、第31回大会では、4度目の挑戦にしてクレイジークリフハンガーを初めてクリア。その姿は多くの視聴者に感動を与えました。近年は1stステージでのリタイアが続いていましたが、第42回大会では9年ぶりに2ndステージに進出し、見事な復活を果たしました。

SASUKEへの情熱

菅野は、SASUKEに挑むにあたり、「誰よりも美しい肉体で挑む」という信念を持っています。そのため、日々のトレーニングを欠かさず行っています。そのハードなトレーニングが原因で怪我に悩まされることもありますが、それでもSASUKEへの情熱は衰えることはありません。

SASUKE新世代の中では、川口朋広や長崎峻侑と親交が深く、共に自作のSASUKEセットでトレーニングを行うこともあります。

まとめ

菅野仁志は、その卓越した身体能力と不屈の精神で、SASUKEファンを魅了し続けている人物です。幾多の困難を乗り越え、常に高みを目指す彼の姿は、多くの人々に勇気を与えています。

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