菊池俊夫

菊池 俊夫

菊池 俊夫（きくち としお）氏は、1984年8月20日に宮城県塩竈市で誕生した、日本の元プロ野球選手です。現役時代は主に内野手としてプレーしました。

輝かしい高校時代

宮城県仙台育英高校に進学した菊池氏は、野球部で才能を開花させます。特に高校2年生の時には、チームの主力選手として第73回選抜高等学校野球大会（春の甲子園）に出場。彼は2年生でありながらチームの4番打者を任され、その打棒でチームを決勝へと導き、見事準優勝という輝かしい成績に貢献しました。この時のチームメイトには、後にプロ野球へ進むこととなる中谷翼氏や矢貫俊之氏といった顔ぶれがいました。

プロの世界へ

高校での活躍が認められ、菊池氏は2002年のプロ野球ドラフト会議にて、オリックス・ブルーウェーブから5巡目指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。入団時には、持ち前の長打力と強肩が高く評価され、将来の球界を担う大型内野手候補として大きな期待が寄せられました。

プロでの苦悩

しかし、プロの世界は厳しく、ルーキーイヤーとなった2003年は、ウエスタンリーグ（二軍）での出場が51試合に留まり、打率も.101という厳しい数字に終わりました。期待された結果を残すことができず、プロの洗礼を浴びる形となりました。

翌2004年も状況は好転せず、ウエスタンリーグでの出場機会はさらに減少し、39試合の出場にとどまり、一軍への昇格は叶いませんでした。

2004年末には、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの球団合併に伴う分配ドラフトを経て、2005年シーズンからは新たに誕生したオリックス・バファローズと契約を結びました。背番号も「58」から「93」に変更し、再起を図ります。

戦力外通告、そして新たな道へ

しかし、オリックス・バファローズでも思うような成績を残すことができず、2005年シーズン終了後、球団から戦力外通告を受けました。プロ野球選手としてのキャリア継続を目指し、他球団からのオファーを求めて12球団合同トライアウトに参加しましたが、残念ながら獲得の意向を示す球団は現れませんでした。

プロ野球選手としての道を一旦終えた菊池氏は、その後、社会人野球へ活躍の場を移します。2006年から2年間、浜松ケイ・スポーツBCに所属し、野球を続けました。

現在、菊池氏は故郷である宮城県を離れ、静岡県内の一般企業にお勤めになり、第二の人生を歩んでいらっしゃいます。

プロ野球の一軍公式戦に出場することは叶いませんでしたが、高校時代にはチームを甲子園準優勝に導き、プロの世界に足を踏み入れ、社会人野球でもプレーするなど、野球人生を通じて様々な経験を積まれました。

詳細情報

年度別打撃成績（一軍）: 一軍公式戦出場なし
背番号:
58 （オリックス・ブルーウェーブ、2003年 - 2004年）
93 （オリックス・バファローズ、2005年）

関連項目

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オリックス・バファローズの選手一覧

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