萩原康

萩原 康（はぎはら やすし）

萩原康は1969年7月26日生まれ、神奈川県出身の元プロ野球選手であり、現在はコーチとして多くの選手を指導しています。彼は左投げ左打ちの投手で、1990年代から2000年代にかけて、たくぎんやシダックスといったチームで活躍しました。現役引退後は、大学野球の指導にも尽力しており、その経験を生かした指導力が評価されています。

経歴

萩原は地元の桐蔭学園高等学校在学中、同級生の大久保秀昭とバッテリーを組み、チームのエースとして注目を集めました。1986年の秋季県大会では横浜商に敗れ、1987年の春季関東大会でも関東一高との接戦の末に惜しくも敗れました。同年の夏の甲子園県大会でも再び横浜商に延長戦で敗退し、悔しい思いをしました。

高卒後は法政大学へ進学し、東京六大学野球リーグの一員として4連覇を実現しましたが、彼自身はいくつかの大会での優勝には手が届きませんでした。特に1990年のリーグ戦では、立教大学に苦しめられ、久しぶりの優勝を逃しました。しかし彼は1991年の日米大学野球選手権大会に日本代表として選ばれ、チームの優勝に大きく貢献しました。大学時代の成績は、通算45試合登板で22勝11敗、234奪三振、防御率1.88という立派なものでした。また、小檜山、そして大久保との同期の絆も強く、大学時代は互いに良きライバルでした。

卒業後、萩原はたくぎんに入行し、都市対抗野球などでの活躍を透過し、全日本代表にも選ばれるなど、その実力を証明していきました。1996年にはチームの休部を経てシダックスに移籍し、1999年の日本選手権決勝では先発投手としてチームの初優勝に貢献しました。引退後は野村克也監督のもとで投手コーチを経験し、その後は桐蔭横浜大学で指導者として重要な役割を果たしました。

エピソード

高校時代には小桧山雅仁、大学時代には高村祐といった同期とともに、互いに切磋琢磨し続けました。特に高校では、打撃でも優れた成績を収めており、投手だけでなく打者としても活躍していたことが知られています。また、桐蔭横浜大学では、東明大貴や横山弘樹、齋藤友貴哉などの若手投手を指導し、その成長に寄与しています。

主なタイトル

• - 第26回社会人野球日本選手権大会優勝
• - 第20回日米大学野球選手権大会優勝
• - 東京六大学ベストナイン

日本代表キャリア

• - 第20回日米大学野球日本代表
• - キューバ国際親善大会日本代表

萩原康は、選手として、そして指導者として、野球界に多大な影響を与え続けています。彼の努力と情熱は今も多くの若い選手たちに受け継がれています。

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