葛城七穂

葛城 七穂（かつらぎ ななほ）

葛城七穂は、1966年12月20日に愛知県名古屋市で生まれた、日本の女優および声優です。元々、宝塚歌劇団雪組で男役として知られており、幅広いジャンルで活躍しています。現在は81プロデュースに所属しています。

略歴

幼少の頃、葛城さんは幼稚園教諭になりたいと憧れていましたが、4歳からクラシックバレエやモダンバレエを習う中で、舞台芸術への興味が育まれました。宝塚歌劇団への道は、小学校低学年の頃に見たミュージカル『ベルサイユのばら』がきっかけで、特に寿ひずるのファンとなり、夢を実現させました。

彼女は南山中学校・高等学校を卒業後、1985年に宝塚音楽学校に入学し、1987年には73期生として宝塚歌劇団に入団しました。初舞台は『宝塚をどり讃歌 / サマルカンドの赤いばら』で、成績は21番でした。その後、雪組に配属され、数々の舞台で活躍しました。

葛城さんは、1997年に『仮面のロマネスク』を最後に宝塚を退団し、「今しかない」と思い声優の道に挑戦しました。退団後は、アテレコや声の仕事を中心に活動し、さまざまなアニメやゲームで魅力的なキャラクターを演じています。また、劇団アフリカ座に所属し、舞台の出演だけでなく、制作にも携わることから、幅広い表現に挑戦しています。

人物

宝塚時代には「はっしー」や「ななほ」といった愛称で親しまれ、家庭では弟もいる四人家族の一員です。趣味には乗馬、イラスト、スキューバダイビングがあり、これらの特技も彼女の幅広い人間性を示しています。

代表的な出演作品

テレビアニメ

葛城七穂は多くの人気テレビアニメに出演しています。その中には、子供に人気の『それいけ!アンパンマン』のサンド姫や、『おジャ魔女どれみ』での関先生、『D.Gray-man』の女将などが含まれます。また、最近では『かげきしょうじょ!!』にも登場しています。

劇場アニメ・OVA

劇場版『蒼穹のファフナー』シリーズや『よなよなペンギン』、OVAの『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』は彼女の声優としての実力をすでに証明した作品です。

ゲーム

ゲームにも多く参戦し、『ファイナルファンタジーX』や『クリティカル ベロシティ』など、幅広いジャンルでプレイヤーに楽しさを提供しています。

吹き替え・映画

映画やドラマの吹き替えも手がけており、『ER緊急救命室』のアビーや、『ビッグ・ボーイズ』のジェシカなど、国内外の作品でさまざまな魅力的なキャラクターを演じています。

舞台活動

舞台でも積極的に参加し、数多くのプロダクションに参加しています。演技に留まらず、制作面でも才能を発揮し、演劇向上を支えています。これにより、彼女は日本のエンターテインメント界で重要な存在となっています。

結論

葛城七穂は、宝塚歌劇団から声優、女優へと多岐にわたる才能を発揮してきた実力派アーティストです。彼女の作品は観る人に感動を与え、彼女の活動は今後も注目を集めることでしょう。

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