葺合警察署

葺合警察署：神戸市中央区東部の治安を守る拠点

神戸市中央区東部を主な管轄区域とする葺合警察署は、兵庫県警察が管轄する警察署の一つです。1980年に葺合区が生田区と合併して中央区となりましたが、葺合警察署と生田警察署はそのまま存続し、現在に至っています。中央区の広大な地域の中で、葺合警察署はフラワーロードを境に東側を担当し、西側は生田警察署、ポートアイランドと一部沿岸部は水上警察署が管轄しています。中央区の人口は約13万人と推定され、葺合警察署は日々、この地域住民の安全と安心を守るために尽力しています。

アクセスと管轄区域

葺合警察署は、神戸市中央区吾妻通五丁目に位置しています。最寄りの駅はJR・私鉄各線の三ノ宮駅で、駅から東へ約900mの距離にあります。阪神電鉄や阪急電鉄の春日野道駅からもアクセス可能です。春日野道駅からであれば、それぞれ西へ約450m、南西へ約900mです。

管轄区域は、神戸市中央区の東部地域です。具体的な交番は以下の通りです。

宮本交番
中尾前交番
熊内交番
割塚交番
HAT神戸交番
二宮交番
三宮センター交番
小野柄交番

これらの交番が、地域住民の安全を守るために、日夜パトロールや事件・事故への対応など、様々な活動を行っています。

署の歴史と最近の出来事

葺合警察署は長い歴史を持ち、数々の事件や出来事を経験してきました。1967年7月9日には、集中豪雨により市ケ原駐在所が山津波（土石流）によって流されるという大きな災害に見舞われ、駐在所の巡査とその家族3名が犠牲となりました。この出来事は、警察官の危険な職務と自然災害の脅威を改めて認識させるものでした。

近年では、2020年に葺合警察署の警察官が交通違反取り締まり中に、転回禁止の交差点でUターンした現職知事を摘発し、交通違反切符を交付するというニュースがありました。この出来事は、警察の公平性と厳格さを示す象徴的な出来事となりました。

また、葺合警察署は、テレビドラマ『ゆるしません!』で「神戸港南署」のロケ地として使用されたことでも知られています。ドラマの舞台として選ばれたことは、葺合警察署の知名度向上にも繋がったと言えるでしょう。

葺合警察署の役割

葺合警察署は、単なる警察署にとどまらず、地域社会との連携を重視しています。地域住民との信頼関係を構築し、安全で安心な街づくりに貢献するために、様々な活動を行っています。犯罪抑止のための啓発活動や、地域住民との意見交換会など、地域社会との繋がりを大切にする姿勢が、葺合警察署の特徴と言えるでしょう。これからも、葺合警察署は神戸市中央区東部の安全と安心を守るために、その役割を担い続けていくことでしょう。

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