蒼穹舎

蒼穹舎（そうきゅうしゃ）は、1986年の設立以来、写真集の出版に特化した活動を続けている日本の出版社です。本社は東京・新宿に位置し、ギャラリーを併設しており、写真専門の書店としても機能しています。

蒼穹舎が最初に手掛けた写真集は、写真家・深瀬昌久による伝説的な作品『鴉』でした。この作品の出版を皮切りに、森山大道、石内都、北井一夫など、著名な写真家の作品を数多く世に送り出してきました。その質の高さと写真文化への貢献が認められ、2008年には日本写真協会文化振興賞を受賞しています。

代表を務める大田通貴は、蒼穹舎の出版活動に加え、『ワイズ出版写真叢書』や、人気ファッションブランドであるHysteric Glamourが刊行する写真集の編集にも携わるなど、幅広い分野で写真文化の発展に貢献しています。

蒼穹舎から写真集を刊行した写真家は非常に多岐に渡ります。以下はその一部です。

森山大道
楓祥子
門井幸子
松井洋子
平賀淳
柴田恭介
内堀晶
沢渡朔
松村明
早川大
水谷幹治
浜田蜂朗
深瀬昌久
楢橋朝子
尾仲浩二
石内都
山内道雄
野口賢一郎
北井一夫
藤原敦

蒼穹舎は、写真集というメディアを通じて、多様な写真表現を社会に提示し、写真文化の裾野を広げる重要な役割を果たし続けています。写真愛好家にとっては、見逃せない出版社と言えるでしょう。

関連情報

* 蒼穹舎公式サイト

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