薬師堂駅 (宮城県)

仙台市地下鉄東西線 薬師堂駅：地域の中核を担う駅

薬師堂駅は、宮城県仙台市若林区白萩町に位置する仙台市地下鉄東西線の駅です（駅番号：T10）。2000年に駅名（仮称）が発表され、2007年から工事が開始、2015年12月6日に開業しました。開業当初は一日平均乗車人員5017人を見込んでいましたが、2022年度には5360人に増加し、地域における公共交通機関としての役割の大きさを示しています。駅名は、近隣にある陸奥国分寺薬師堂に由来しています。令和7年3月31日までは副駅名として「聖和学園前」を使用していました。

駅の構造とアクセス

薬師堂駅は、都市計画道路狐小路尼寺線下に位置し、バスプールを併設した駅前広場があります。市南東部からのバス路線が集まるため、バス利用者にとっても利便性の高い駅となっています。ホームは地下2階にあり、北1、南1の2つの出口が設置されています。

各出口周辺には、様々な施設が集中しています。北1出口からは、バス・タクシー乗り場、一般車両乗り場（送迎用）、陸奥国分寺跡、陸奥国分尼寺跡、陸奥国分寺薬師堂、白山神社、聖和学園高等学校、宮城野原公園総合運動場、楽天モバイルパーク宮城、弘進ゴム アスリートパーク仙台、県営テニスコート場へのアクセスが可能です。南1出口からは、若林区役所、若林区文化センター、若林図書館、若林区中央市民センター、聖ウルスラ学院英智小学校・中学校・高等学校、東北医科薬科大学若林病院、薬師高砂堀通り、宮城の萩大通などへのアクセスが可能です。

駅周辺の施設と地域

薬師堂駅周辺には、行政機関、教育機関、医療機関、商業施設などが数多く立地しています。仙台市若林区役所、仙台市若林図書館、仙台市立南小泉小学校・中学校、聖和学園高等学校薬師堂キャンパス、聖ウルスラ学院英智小学校・中学校・高等学校、東北医科薬科大学若林病院（旧NTT東日本東北病院）などが代表的な施設です。金融機関としては、北日本銀行南小泉支店、宮城第一信用金庫保春院前支店、仙台薬師堂郵便局などがあります。歴史的な面では、陸奥国分寺、陸奥国分尼寺、少林山保春院といった史跡も存在します。また、スポーツ施設として楽天モバイルパーク宮城（宮城球場）も近隣に位置しています。さらに、JR貨物の仙台貨物ターミナル駅も比較的近い距離にあります。

駅の利用状況と将来展望

薬師堂駅は、周辺地域住民の生活における重要な交通拠点として機能しています。多くの利用者を抱え、仙台市南東部の発展に貢献しています。今後も、周辺地域の開発や人口増加に伴い、更なる利用者の増加が見込まれます。駅周辺の整備や利便性向上のための取り組みが期待されます。

隣の駅

仙台市地下鉄東西線
連坊駅 (T09)
* 卸町駅 (T11)

薬師堂駅は、仙台市地下鉄東西線において、連坊駅と卸町駅の間に位置し、これらの駅と合わせて、地域住民の移動を支えています。

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