藤原孝子

藤原孝子は、1973年6月19日に兵庫県で生まれた日本の柔道家です。身長162cmで、現役時代は主に56kg級と61kg級で活躍しました。

人物と経歴

藤原は、城内中学から夙川学院高校に進学しました。高校1年生の時には全国高校選手権56kg級で初戦敗退を喫しましたが、2年生の時に新設されたインターハイ女子団体戦で、同級生の須磨谷真住や1年後輩の吉田早希とともにチームを牽引し、決勝に進出しました。決勝では柳川高校と対戦し、藤原は松永真理子を横四方固で破りましたが、チームとしては代表戦にもつれ込み、吉田が勝利して初代チャンピオンに輝きました。また、強化選手選考会では準決勝で日大の天野安喜子を破るなど、全て一本勝ちで決勝に進出しましたが、柳川高校の松永に効果で敗れて2位となりました。しかし、全国高校選手権では得意の腕挫十字固などを駆使してオール一本勝ちで優勝を果たしました。3年生の時にはインターハイ女子団体戦の予選リーグで柳川高校と引き分けましたが、日大藤沢高校には3-0で勝利し、予選リーグを突破して優勝に大きく前進しました。決勝では埼玉栄高校と対戦し、藤原は大塚麻子を腕挫十字固で破りましたが、チームは代表戦となり、吉田が勝利して2連覇を達成しました。この時、藤原の多彩な技と天性のバネ、スピードは高く評価され、数年後の日本代表入りは確実視されていました。強化選手選考会では3位でしたが、福岡国際では世界チャンピオンであるスペインのミリアム・ブラスコに僅差で敗れました。その後、フランス国際で7位、ドイツ国際で2位の成績を収めました。

1992年に筑波大学に進学すると、1年生の時には正力杯の準決勝で大学の先輩である植田睦に判定で敗れ3位となりました。福岡国際でも3位入賞を果たしました。2年生の時に階級を61kg級に上げ、強化選手選考会で3位となりました。また、優勝大会とハンガリー国際では2位に入賞しました。3年生の時には体重別と強化選手選考会で3位になりました。4年生の時には正力杯の決勝で天理大学の植田庸子に敗れて2位となりました。その後、階級を56kg級に戻し、優勝大会と全国女子体重別で3位入賞を果たしました。

主な戦績

56kg級
1990年 - インターハイ 団体戦 優勝
1990年 - 強化選手選考会 2位
1991年 - 全国高校選手権 優勝
1991年 - インターハイ 団体戦 優勝
1991年 - ドイツジュニア国際 優勝
1991年 - 強化選手選考会 3位
1992年 - フランス国際 7位
1992年 - ドイツ国際 2位
1992年 - 正力杯 3位
1992年 - 強化選手選考会 3位
1992年 - 福岡国際 3位
1993年 - 優勝大会 2位
1995年 - スイス国際 2位
1995年 - 全国女子体重別 3位
61kg級
1993年 - 強化選手選考会 3位
1993年 - 体重別 3位
1994年 - ハンガリー国際 2位
1994年 - 強化選手選考会 3位
1995年 - 正力杯 2位
1995年 - 優勝大会 3位

（出典：JudoInside.com）

外部リンク

* 藤原孝子 - JudoInside.com のプロフィール (英語)


藤原孝子は、高校時代から大学時代にかけて、その才能を開花させ、数々の大会で実績を残した柔道家です。特に、インターハイ団体戦での連覇や、国内外の国際大会での活躍は、彼女の実力を示すものです。多彩な技と高い運動能力を武器に、多くの柔道ファンを魅了しました。

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