藤原隆

藤原隆の経歴

藤原隆（ふじわら たかし）は、1948年11月8日生まれの日本の官僚です。大蔵省（現財務省）に入省後、主に金融分野で活躍しました。秋田県秋田市出身で、秋田県立秋田高等学校を経て、東京大学経済学部経済学科を卒業しています。血液型はB型です。

大蔵省から金融庁へ

1972年に大蔵省に入省し、大臣官房文書課に配属されました。その後、米沢税務署長を皮切りに、和歌山県総務部財政課長、主計局での要職を歴任。1996年には証券局総務課長に就任し、金融行政の中枢に関わるようになります。1998年には東北財務局長に就任し、地域経済の動向を掌握しました。

1999年、金融監督庁（現金融庁）に移り、2001年には金融庁総務企画局審議官（総務担当）に就任。2002年には同局長に昇進し、金融行政の舵取りを担いました。

退官後の活動

2003年に退官後、損害保険料率算出機構副理事長を経て、2006年には（株）ジャスダック証券取引所（現東京証券取引所JASDAQ市場）の取締役兼代表執行役会長に就任。金融市場の発展に尽力しました。2016年には（株）東邦銀行の監査役に就任しています。

詳細な経歴

以下に、藤原隆のより詳細な経歴をまとめます。

1972年4月：大蔵省入省（大臣官房文書課）
1974年8月：大臣官房調査企画課
1976年4月：関税局企画課企画第一係長
1977年7月：米沢税務署長
1978年7月：銀行局特別金融課長補佐心得
1979年7月：銀行局特別金融課長補佐
1980年7月：和歌山県総務部財政課長
1982年6月：主計局総務課長補佐（歳入・国債係主査）
1983年6月：主計局主計官補佐（労働第一、二係主査）
1984年6月：主計局主計官補佐（厚生第三係主査）
1985年7月：証券局資本市場課長補佐
1987年7月：大臣官房企画官 兼 大臣官房文書課
1989年6月：東京国税局調査第一部長
1990年7月：三重県総務部長
1992年7月：主税局調査課長
1993年7月：証券局証券市場課長
1995年6月：証券局証券業務課長
1996年7月12日：証券局総務課長
1998年6月22日：大臣官房付
1998年7月1日：東北財務局長
1999年7月8日：金融監督庁長官官房審議官
2000年7月1日：金融庁総務企画部審議官（総務担当）
2001年1月6日：金融庁総務企画局審議官（総務担当）
2002年7月12日：金融庁総務企画局長
2003年7月29日：退官

大蔵省同期

藤原隆と大蔵省に同期入省した人物には、以下のような著名な官僚や実業家がいます。

津田広喜：（株）日本取引所グループ取締役会議長、財務事務次官などを歴任
木村幸俊：商工組合中央金庫副社長・副理事長、国税庁長官などを歴任
渡辺博史：国際協力銀行代表取締役総裁、財務官などを歴任
滝本豊水：弁護士、大臣官房審議官などを歴任
五味廣文：金融庁長官などを歴任
武田宗高：JT副社長、内閣府審議官などを歴任
金井照久：沖縄振興開発金融公庫理事長などを歴任
村上喜堂：国税庁次長などを歴任
村木利雄：佐賀銀行代表取締役会長などを歴任
* 豊田潤多郎：衆議院議員

これらの同期入省者たちは、各界で重要な役割を果たし、日本の経済や行政に大きく貢献しました。

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