津田広喜

津田廣喜について

津田廣喜（つだ ひろき）は、1948年8月11日生まれの日本の官僚、教育者、企業役員です。北海道天塩郡幌延町出身で、大蔵省（現財務省）に入省後、主計局長、財務事務次官といった要職を歴任しました。退官後は早稲田大学大学院教授や、複数の企業の役員などを務めています。

生い立ちと学歴

津田氏は、1967年3月に北海道天塩高等学校を卒業。1972年3月には東京大学法学部第2類（公法コース）を卒業しています。東京大学卒業後、大蔵省に入省し、官僚としてのキャリアをスタートさせました。

大蔵省・財務省でのキャリア

1972年4月に大蔵省に入省し、主計局総務課に配属された後、主計局法規課、名古屋国税局調査査察部など、様々な部署を経験しました。その後、主計局を中心にキャリアを重ね、1996年7月には主計局総務課長に就任。1999年7月には主計局次長、2006年7月には主計局長、そして2007年7月には財務事務次官に就任しています。2008年7月に財務事務次官を退任し、財務省顧問に就任しました。

退官後の活動

2008年9月からは早稲田大学大学院公共経営研究科教授として教鞭を執り、2013年8月まで務めました。また、三井住友海上火災保険株式会社顧問、格付投資情報センター顧問、三菱重工業株式会社取締役、株式会社大和証券グループ本社取締役など、多くの企業で役員や顧問を歴任しています。2014年7月には岩田合同法律事務所特別顧問にも就任。2015年6月からは株式会社日本取引所グループ取締役会議長も務めています。

その他

津田氏は、東京電力の顧問も務めていました。また、2023年には瑞宝重光章を受章しています。

人物

津田氏の生家がかつてあったJR宗谷本線・雄信内駅には、2023年3月頃に津田氏が設置した駅ノートが置かれています。このノートには、昔の駅や駅前の歴史が紹介されており、地域への貢献活動も行っています。

大蔵省入省同期

津田氏の大蔵省入省同期には、以下のような人物がいます。

木村幸俊（国税庁長官）
渡辺博史（国際協力銀行総裁、財務官）
五味廣文（新生銀行会長、金融庁長官）
武田宗高（JT副社長、内閣府[[審議官]]（沖縄担当））
藤本進（大臣官房審議官（関税局担当）、豊田章一郎娘婿）
滝本豊水（弁護士）
村木利雄（佐賀銀行会長、国税不服審判所次長、国税庁長官官房審議官（酒税担当））
中村修三（世界銀行東京事務所長）
豊田潤多郎
上田展嗣
塚田弘志
新原芳明
* 潮明夫


津田廣喜氏は、官僚として日本の財政を支え、退官後も教育や企業経営に携わるなど、多方面で活躍を続けています。

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