藤木眞也

藤木眞也について

藤木眞也（ふじき しんや）は、1967年2月25日生まれの日本の政治家であり、農家でもあります。現在、自由民主党に所属する参議院議員として2期目を務めており、農業界で培った経験を基に数々の政策に取り組んでいます。

経歴

熊本県上益城郡嘉島町で生まれ、農家の家族に育まれた藤木は、熊本県立熊本農業高等学校を卒業後、1986年に農業に従事しました。その後、水稲の大規模栽培をはじめ、肥育牛700頭や繁殖牛400頭を手掛ける大規模な農業経営を行っています。

2005年には全国農協青年組織協議会の会長を1年間務め、2014年には上益城農業協同組合の代表理事組合長にも就任しました。政界への進出は、2010年に民主党からの出馬要請を受けましたが、自らは出馬を断念しました。2015年には、日本の全国農業者農政運動組織連盟により自民党公認の候補者として第24回参議院議員通常選挙に擁立され、見事初当選を果たしました。選挙後は岸田派に参加しています。

さらに、藤木は2019年の第4次安倍内閣で農林水産大臣政務官に就任しました。2022年の第26回参議院議員通常選挙でも、自民党の比例代表候補」として再選され、7番目の得票数を記録しました。

政策と主張

藤木の政策の一つに、受動喫煙防止に対する考えがあります。飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法の改正に対し、彼は反対の立場を取っています。2020年に発効した改正法案は、飲食店の経営環境を厳しくしていると主張し、受動喫煙対策は喫煙者を排除するものであってはいけないと訴えています。

また、全青協役員時代には耕作放棄地の問題に関して取り組み、大豆の転作を促進しました。藤木は、農業の持続的な成長と多面的な機能を強化するためには、現実的な視点から政策が必要であると考えています。特に、中山間地の現状に踏まえた農業のあり方に対する深い理解を持っており、小規模経営における限界やコスト削減の難しさについても詳しく論じています。

不祥事

ただし、藤木のキャリアには一部問題もありました。第24回参議院議員通常選挙において、地元後援会の事務局長が公職選挙法違反（買収）容疑で逮捕されるという事件が発生しました。

所属団体と支援団体

藤木は自民党たばこ議員連盟の幹事として活動し、自由民主党たばこ特別委員会では事務局次長を務めています。また、全国たばこ販売政治連盟からは推薦候補者として支援を受けています。

藤木眞也は、農業と政治の両方での豊富な経験を持つ政治家であり、地域の発展と農業界の声を大切にした政策形成を行っています。

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