REINA世界タッグ王座

REINA世界タッグ王座の概要

REINA世界タッグ王座は、REINA女子プロレスが管理していた煌びやかなタッグタイトルです。この王座の設立は2011年にさかのぼり、以来多くの選手がこの名誉を争いました。アメリカ、日本、カナダ、メキシコの4カ国が参加した初代王座決定トーナメントは、女子プロレス界に新たな歴史を刻む瞬間となりました。

初代王座決定戦

初代王座決定トーナメントは2011年9月に開催され、決勝戦にはメキシコ代表のラ・コマンダンテ＆セウシスと、カナダ代表のニコル・マヒューズ＆ポーシャ・ペレス（通称カナディアンニンジャ）の2チームが進出しました。この試合は無制限1本勝負で行われ、見事メキシコ代表が勝利を収め初代チャンピオンとなりました。この時の勝利はREINAだけでなく、提携先であるCMLLにおいても意味を持ち、防衛戦が行われた際には、女子タッグのタイトルが無いCMLLにとって代替として機能したことも注目されます。

プロモーション移行と新たな挑戦

2012年には、REINA女子プロレスがプロモーション「REINA×WORLD」へと移行しました。これに伴い、当時の王者であった下田美馬とセウシスは王座を返上し、新宿FACEでの興行にて新たな王座決定トーナメントを開催しました。このトーナメントでは、世界プロレス協会から新たに選ばれた上林愛貴＆石橋葵、CMLLから2組、そしてアイスリボンから志田光＆藤本つかさという4組が名を連ねました。このトーナメントでは石橋の負傷により、代わりにミア・イムが参加し、最終的に世界プロレス協会が王座を獲得しました。

チャンピオンとしての挑戦

その後、志田と藤本はメキシコ遠征に向かい、帰国後にはアイスリボンにて防衛戦を行いました。しかし、アイスリボン内には既にインターナショナルリボンタッグ王座が存在していたため、二人は11月25日に名古屋リボンでタッグトーナメントを開催し、タッグタイトル統一を図る決断をします。結果として、志田と藤本が見事な力を発揮し両タイトルを統一することに成功しました。

再びの変遷とタッグタイトルの行方

以降、志田と藤本はアイスリボンにおいて二冠タッグとして防衛戦を重ねましたが、REINAの興行スタイルの見直しが行われると、彼女たちはREINA王座を返上することを決定しました。しかし、リボンタッグのタイトルはそのまま保持されました。これに続き、王座をかけたタッグトーナメントが2013年の8月24日から9月8日にかけて行われ、CMLLのセウシスとラ・バケリータの組が新王者となりました。出場したタッグの4組は、現役あるいは元アイスリボンの選手で構成されており、プロレス界の国際性と多様さを反映しています。このように、REINA世界タッグ王座は多くの選手にとっての重要な舞台であり続けています。

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