藤本梨恵

藤本梨恵のプロフィールと経歴

藤本梨恵（ふじもと りえ）は1983年3月11日生まれの女性アスリートで、日本のオートレース選手および元プロボクサーです。埼玉県上尾市出身で、ボクシング時代のリングネームは「藤本りえ」として広く知られています。彼女は日本女性ボクサーの中でも特に目立つ存在であり、初代OPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級王者に輝くなど、多くの業績を残しています。

ボクシングキャリア

藤本は、日本女子体育大学第二階堂高校に在学中の3年生からボクシングを始めました。2003年9月21日にプロデビューし、八尾基代を2ラウンドKOで下してその名を知らしめます。2006年にはJWBC日本フライ級王座を獲得し、同年12月の猪崎かずみとの再戦では不可解な裁定で王座を失い、困難な時期を迎えました。

その後、彼女は2007年4月に日本バンタム級王座を獲得し、さらに協栄ジムへの移籍を発表します。しかし、2008年のJWBCの解散により、保持していた王座も失うことになりました。その間、彼女は他の試合を重ね、最終的に2009年にはOPBF女子東洋太平洋スーパーフライ級の初代王者に輝きました。2010年の初防衛戦では山口直子にKO負けを喫し、この結果が引退につながる重要な出来事となります。

2011年1月に引退を表明し、同年4月には後楽園ホールでセレモニーを行い、プロボクシングのキャリアを終えます。プロボクシングでの彼女の戦績は16戦9勝（4KO）、5敗、2分です。

オートレースキャリア

ボクシング引退後、藤本は新たな挑戦としてオートレースに転向します。2012年には選手候補生試験に合格し、翌年には伊勢崎オートレース場でデビューを果たします。初戦は8着に終わるも、続くレースでは19戦目で初勝利を挙げ、徐々にその名を広めていきます。

2017年には伊勢崎オートレース場でのレースで初優勝を果たし、その際の競走車名は「サバズシ」と名付けられました。女子選手としての優勝は珍しい出来事であり、注目を浴びます。さらに2021年には飯塚オートレース場での「ミッドナイトオートレース」で全てのレースで1位入線する完全優勝を果たし、この名誉ある成績で顕著な成績を残します。

2022年2月には川口オートレース場でのレースで通算100勝を達成し、記録を重ねていきます。

現在のプロフィール

2022年現在、藤本梨恵はオートレース選手として積極的に活動を続けています。彼女の身長は162cm、体重は47.5kgで、血液型はO型です。通算優勝回数は2回を誇り、2013年にはオートレースの特別賞を受賞するなど、名実ともに優れた選手としての実力を証明しています。

藤本梨恵は、ボクシングとオートレースという二つの競技で数々の功績を残し、多くのファンから愛されている存在です。彼女の今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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