藤田達成

藤田達成

藤田 達成（ふじた たつなり）は、1996年12月2日に京都府で生まれた日本のラグビーユニオン選手である。現在はジャパンラグビーリーグワンに加盟するレッドハリケーンズ大阪に所属し、主にフォワード第二列、ロック（LO）としてプレーしている。身長192cm、体重100kgという恵まれた体格を持つ。

キャリア

ラグビー選手としてのキャリアは、東福岡高等学校で本格的に始まった。高校在学中には、将来を嘱望される選手が集まる高校日本代表に選出されるなど、すでに高い評価を受けていた。高校卒業後、国内ラグビー界の強豪である帝京大学に進学。大学でも着実に実力を伸ばし、U20日本代表やジュニア・ジャパンといった世代別の代表チームにも選出され、国際的な舞台での経験を積んだ。これらの経験は、その後のプロキャリアにおいて貴重な財産となった。

2019年に帝京大学を卒業後、当時のジャパンラングビートップリーグに所属していたNTTドコモレッドハリケーンズ（現在のレッドハリケーンズ大阪）に加入し、プロ選手としての道を歩み始めた。チームの一員として公式戦の舞台に立つ機会を伺い、2020年2月2日に行われたジャパンラグビートップリーグの神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦で、途中出場ながら記念すべき公式戦初出場を果たした。

レッドハリケーンズ大阪では、ロックとしてセットプレーにおける貢献はもちろん、フィールドプレーでも存在感を示している。特に守備面での貢献度は高く、そのタックル精度の高さは特筆される。2023-24シーズンのリーグワン DIVISION 2では、このタックル能力が高く評価され、見事ベストタックラーのタイトルを獲得した。これは、日々の厳しい練習と試合での献身的なプレーが結実した成果であり、チームにおける彼の重要性を示すものと言える。

人物

ニックネームは「たつ」としてチームメイトやファンから親しまれている。また、彼の家族もラグビーと深い関わりがある。兄である藤田慶和氏もまたラグビー選手として活躍しており、現在は三重ホンダヒートに所属している。兄弟揃ってプロのラグビー選手として日本のトップリーグでプレーしていることは、ラグビー一家ならではのエピソードと言えるだろう。

故郷である京都府や、学生時代を過ごした福岡県（東福岡高校）と東京都（帝京大学）にもゆかりが深く、それぞれの地でラグビーの技術と精神を磨いてきた。レッドハリケーンズ大阪の主要メンバーとして、今後のジャパンラグビーリーグワンでの更なる活躍が期待されている。

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