蜜と唾

DIR EN GREY|DIR_EN_GREYのシングル「蜜と唾」は、ライブ会場限定で販売された特別な作品です。この楽曲は、アルバム『GAUZE』に収録されている同名曲を再構築したもので、より深く、そして過激なテーマへと踏み込んでいます。

「蜜と唾」は、後にシングル「DIFFERENT SENSE」に収録される「罪と規制」の原型とも言える楽曲です。歌詞の内容は、実際に起きた複数の事件をモチーフに書き直されており、その過激さゆえに、「DIFFERENT SENSE」に収録された際には、一部の歌詞が削除されました。削除された部分には、事件の犯人の名前が含まれていたほか、歌詞のモチーフとなった事件に関連する映像（『AVERAGE PSYCHO 2』に収録）では、犯人の顔写真などが使用されています。

楽曲タイトルは「蜜と唾」と表記されていますが、『GAUZE』収録版と同様に、実際には文字が逆転しており、「ツミとバツ」と読むのが正しいとされています。ミキシングはチュー・マッドセン、マスタリングはアラン・ドーチェスが担当し、楽曲の持つ独特な世界観をより一層際立たせています。

2011年8月22日からはiTunes Storeでの配信も開始されましたが、DRMフリー化された2012年以降は配信が停止されています。また、サブスクリプションサービスが解禁された2022年現在においても、この楽曲のみは配信されていません。

「蜜と唾」は、アルバム『DUM SPIRO SPERO』の購入者を対象としたフリーイベントやライブ会場限定で販売されました。特に、「UROBOROS -that's where the truth is-」で販売されたものは、他のものとはジャケットが異なっています（収録内容は同一）。

ライブでの初披露は、『DUM SPIRO SPERO』リリース後の海外ライブ「Wacken Open Air」でした。ライブ会場で流される映像は、『TOUR2011 AGE QUOD AGIS』用と『TOUR2013 GHOUL』用の2種類が存在し、それぞれ異なる演出で楽曲の世界観を表現しています。

収録曲

1. 蜜と唾（作詞:京　作曲:薫　編曲:DIR EN GREY|DIR_EN_GREY）

「蜜と唾」は、DIR EN GREY|DIR_EN_GREYの楽曲の中でも、特にその過激な表現と深いテーマ性で知られています。ライブ会場限定という特別な形でリリースされたことも、この楽曲の希少性を高めています。

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