袋井バイパス

袋井バイパスについて

袋井バイパス（ふくろいバイパス）は、静岡県掛川市から磐田市までを結ぶ国道1号の一部として知られています。この道路は、沢田ICから国本IC間の現道拡幅区間と、国本ICから三ヶ野IC間の新設の高架部で構成されています。通行料金は発生せず、車専用道路ではないため、50cc以下の原付が通行できる点も特徴的です。ただし、高架の部分では歩行者や自転車の通行はできません。

概要

袋井バイパスの起点は静岡県掛川市領家、終点は静岡県磐田市岩井です。総延長は9.1キロメートルで、車線数は下記のようになっています。

• - 沢田IC - 国本IC：6車線
• - 国本IC - 三ヶ野IC：4車線

歴史

・1989年7月17日：堀越IC - 三ヶ野IC間（2.6キロメートル）が暫定2車線で開通。
・1991年：沢田IC - 国本IC間（4.0キロメートル）が現道を拡幅して暫定平面4車線で開通。
・1992年3月25日：久能IC - 堀越IC間（1.0キロメートル）が暫定2車線で開通。
・1993年7月30日：国本IC - 久能IC間（1.5キロメートル）が暫定2車線で開通し、全線開通。
その後も数度にわたり、区間ごとの車線数の増加工事が行われ、2015年には高架部の4車線化が完了しました。

インターチェンジと橋

袋井バイパスには、いくつかの主要なトンネルや橋が存在します。特に、袋井高架橋は国本ICから玉越小山ICまでの区間で、長さ3416.5メートルと印象的です。また、堀越ICから玉越小山ICまでの土橋高架橋も346メートルと、重要な構造物です。これらのインフラは、交通の流れをスムーズにするために欠かせない存在です。

課題とその対策

しかし、袋井バイパスには課題も存在します。立体交差区間（国本IC - 三ヶ野IC間）では、交通量が多く、しばしば渋滞が発生します。また、平面交差区間（特に梅橋交差点周辺）でも朝夕のラッシュ時には渋滞がひどく、地域でのイベント時にはさらに混雑が増すことがあります。これに対処するため、国道1号の新天竜川橋の拡幅や、磐田バイパスの4車線化が進められています。

将来への展望

地元の自治体では、さらなる平面交差区間（沢田 - 国本間）の立体交差化が望まれています。現在、平面交差区間の6車線化工事が行われ、2016年にはその工事が完了しました。このように、袋井バイパスは交通利便性向上を目指し、改善が進められています。今後もスムーズな交通を確保するための取り組みが期待されています。

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