西三荘駅

西三荘駅について

西三荘駅（にしさんそうえき）は、大阪府門真市元町にある京阪電気鉄道京阪本線に属する駅です。駅番号はKH12であり、敷地の一部は隣接する守口市に位置しています。1975年に開業したこの駅は、京阪電気鉄道の複々線高架化工事に伴って新設されました。

歴史の概要

西三荘駅は、1972年に着工された守口駅と寝屋川信号所間の連続立体交差化および複々線化工事の一環として誕生しました。それまでこの地域には約200メートル離れたところに門真駅が存在していましたが、開業に伴い西三荘駅が新たに設けられました。駅名には「西門真駅」や「東守口駅」といった案もありましたが、最終的には駅の下を流れている西三荘川に因んで名付けられています。

正式な開業日である1975年3月23日よりも前の1974年10月に下り線の高架化が行われ、門真駅として一時的に使用されていました。その後、上り線が複線高架化された際に現在の名称に改められました。更に、複々線化工事が進むにつれ1976年には現在の京都行きホームが使用開始され、様々な改良が続けられました。高架下には商業施設「エル西三荘」が設置され、駅利用者の利便性が向上しています。

駅構造

西三荘駅は高架駅であり、相対式ホーム2面2線を備えています。改札口とコンコースは2階に位置し、ホームは3階に設置されています。改札口は1つのみで、改札外にはコンビニエンスストアがあり、高架下には多様な店舗が並ぶ「エル西三荘」が広がっています。また、駅前広場やロータリーは設けられていませんが、利用者のアクセスは便利です。

利用状況

2022年度のデータによると、西三荘駅の1日あたりの乗降人員は15,833人に達しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2020年以降では乗降客数が減少傾向にあります。高い利用者数を誇ることから街の中心的な交通機関としての役割を果たしています。

駅周辺の施設

駅周辺には多くの商業施設や教育機関が点在し、地域の重要な経済圏を形成しています。特に、パナソニックの関連事業場や工場が多く、地域の雇用を支える重要な役割を果たしています。また、駅近くには歴史的な会社であるパナソニックの本社やミュージアムがあり、観光資源ともなっています。

• - パナソニックミュージアムでは、松下幸之助の歴史やものづくりの精神を学ぶことができます。
• - エル西三荘は駅直結のショッピングモールで、多くの店舗が立ち並び、買い物に便利です。
• - さくら広場では、約190本の桜が植えられており、春には美しい風景が楽しめます。
• - その他にも、現代美術を紹介する美術館や天乃神社、散歩道など、地域の文化や歴史に触れられる場所が数多く存在します。

まとめ

西三荘駅は、交通利便性の高い場所に位置し、周辺には多様な施設が揃っています。地域の重要な拠点として、多くの人々に利用され続けているこの駅は、今後もその役割を継続していくことでしょう。

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