西倉橋

西倉橋は、新潟県長岡市西川口地区の信濃川に架かる橋長310.0メートルの道路橋梁であり、新潟県道83号川口塩殿線の一部を担っています。

概要

西倉橋は、長岡市川口地域の西川口地区に位置し、信濃川を渡る重要な橋です。橋長は310.0メートルあり、地域住民の交通を支えています。

構造と仕様

形式: 3径間および2径間鋼連続非合成RC床版鈑桁橋
橋長: 310.0 m
主径間支間割: 3×61.6 m
幅員: 7.5 m
車道: 6.0 m
車線数: 2車線
歩道: 片側1.5 m
施工: 東京鐵骨橋梁製作所

建設の経緯

西倉橋が建設される以前、西川口地区の西倉集落では信濃川が交通の大きな障壁となっていました。江戸時代から渡船に頼る状況が続いていましたが、1967年2月28日に新潟県道川口塩殿線に指定されると、渡船も県営に移管されました。しかし、依然として不便な状況は変わらず、橋の建設が強く望まれていました。

1969年11月15日には西倉橋架橋促進期成会が設立され、橋の建設に向けた活動が本格的に始まりました。国からの予算600万円の割り当てを受け、1970年4月に着工。左岸側（西倉側）の取り付け部の用地買収から工事が開始されました。1971年度には取り付け道路（延長370メートル）と左岸橋台が完成。1972年度には下部工が完了し、上部の3径間の桁が発注されました。1973年度には3径間の桁の架橋と、残り2径間の桁の発注、右岸側（西川口側）の取り付け道路（延長60メートル）の施工が行われました。

完成と供用

総工費3億5500万円をかけて建設された西倉橋は、1975年6月5日に供用を開始しました。これにより、西川口地区の交通の便は飛躍的に向上し、地域住民の生活に大きく貢献することとなりました。

外部リンク

新潟県長岡地域振興局地域整備部
新潟県長岡地域振興局地域整備部小千谷維持管理事務所
空から見た信濃川・魚野川 - 北陸地方整備局 信濃川河川事務所
信濃川・魚野川合流点
* 信濃川 西倉橋・川口橋

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