西山昭彦

西山昭彦について

西山昭彦氏は、東京都出身の経営コンサルタント、経営学者であり、博士（経営学）の学位を持つ人物です。その幅広い知識と経験を活かし、大学教授として教鞭を執る傍ら、企業の社外取締役も務めています。西山氏の経歴、研究内容、著書について詳しく見ていきましょう。

経歴

西山氏は一橋大学社会学部を卒業後、東京瓦斯に入社しました。その後、ロンドン大学大学院政治経済学科に留学し、ハーバード大学ケネディ・スクール修士課程を修了しました。ハーバード大学では、後に日本の政治・経済を担うことになる茂木敏充氏や塩崎恭久氏と交流を深めました。また、財団法人中東経済研究所（現：日本エネルギー経済研究所中東研究センター）に出向し、社内ベンチャーのアーバンクラブ設立にも携わりました。

1999年には、「大企業ホワイトカラーの関係会社出向に関する実証的研究」で法政大学から博士（経営学）の学位を取得しました。東京ガス都市生活研究所長を経て、2004年には東京ガス西山経営研究所を設立し、所長に就任しました。ビジネスマンのキャリアに関する調査研究を精力的に行い、その知見を基に多数の著書を執筆しています。

大学では、2001年に法政大学大学院客員教授、2004年に東京女学館大学教授などを歴任し、2013年には一橋大学特任教授に就任しました。2018年からは立命館大学教授を務めています。また、2015年からは三菱商事の社外取締役も兼任しており、企業経営にも積極的に関与しています。

研究内容

西山氏の研究テーマは、主にビジネスマンのキャリア形成、組織論、人材育成など多岐にわたります。特に、大企業におけるホワイトカラーのキャリアパスや、企業内における人材の有効活用に関する研究に力を入れています。また、ビジネスマンの学習方法や時間管理術など、個人の能力開発に関する研究も積極的に行っています。

著書

西山氏は、これまでに60冊を超える著書を執筆しており、ビジネスマン向けの自己啓発書やキャリア指南書が多数あります。代表的な著書には、『スーパー平社員』、『サラリーマン生き方革命』、『昇進の達人』、『30歳から本気ではじめる大人の勉強法』などがあります。これらの著書は、多くのビジネスパーソンに読まれ、キャリアアップや自己成長の指針となっています。

その他の活動

西山氏は、横浜市経営諮問委員や（社）如水会組織強化委員・研修文化委員、企業発ベンチャー協議会理事など、様々な公職や団体の役員も務めています。これらの活動を通じて、地域社会や経済界の発展にも貢献しています。2009年にはニッポン新事業創出大賞優秀賞を受賞しており、その活動は多方面から高く評価されています。

まとめ

西山昭彦氏は、経営コンサルタント、経営学者、大学教授、企業取締役など、多岐にわたる分野で活躍する人物です。ビジネスマンのキャリア形成に関する深い知識と経験を持ち、その知見を基に多くの著書を執筆しています。西山氏の活動は、ビジネス界だけでなく、教育界、地域社会にも大きな影響を与えています。

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