西山静佳

西山静佳

西山静佳（にしやま しずか、1992年7月9日 - ）は、大阪府大阪狭山市出身の囲碁棋士。関西棋院に所属し、横田茂昭九段門下。実妹は将棋女流棋士として活躍する西山朋佳女流三冠。血液型はB型。

経歴

幼少期は母親がピアノ講師であった影響で、自身もピアノ講師を目指していた。しかし、小学校4年生の時に不慮の事故で指を骨折し、ピアノの道を断念。小学校5年生の時、母親が購入した漫画『ヒカルの碁』を読んだことがきっかけで囲碁に興味を持つ。日本棋院関西総本部の入門教室、関西棋院囲碁学園（現子ども囲碁道場）を経て、囲碁学園時代の恩師であった横田茂昭に師事。中学校2年生の時にに関西棋院の院生となった。

しかし、母親への反発から囲碁の勉強を怠るようになり、院生として昇級できない日々が続いた。17歳の時に院生を辞退し一旦関西棋院を離れた後、2011年から2013年にかけて日本棋院の女流棋士採用試験を受験。2012年と2013年は予選を突破し本戦に進出するも、合格には至らなかった。

3度目の採用試験終了後の2013年夏、失意の中にいた西山のもとに、関西棋院の女子院生年齢制限緩和の一報が届く。これを機に再度院生として復帰することを決意。約1年後の2014年12月1日、22歳で念願の初段入段を果たした。

入段後は、女流本因坊戦で4期連続、女流立葵杯で1期（第4回）、扇興杯で2期（第1回、第2回）本戦出場を果たし、着実に実績を重ねている。第35期女流本因坊戦、第4回女流立葵杯ではベスト4に進出する活躍を見せた。

2022年2月3日、勝星対象棋戦通算30勝を挙げ、二段に昇段。

人物・棋風

幼少期に父親から将棋を教わったものの、玉将の詰ませ方が分からず挫折したというエピソードを持つ。父親との対局を傍らで見ていた妹の朋佳の方が将棋に夢中になり、後にプロ棋士を目指して奨励会に入会。「姉妹でタイトルを獲る」ことを目標としており、妹の朋佳が姉に先んじて女王位を獲得した際には、朋佳から「早くして」とプレッシャーをかけられたことをインタビューで明かしている。

棋風は「超攻撃派」と呼ばれるほどアグレッシブ。しかし近年では、攻守のバランスの重要性を認識し、棋風の改造にも取り組んでいる。

主な成績

女流本因坊戦：本戦出場4回（第32期～第35期）、ベスト4（第35期）
女流立葵杯：本戦出場1回（第4回）、ベスト4（第4回）
扇興杯：本戦出場2回（第1回、第2回）

外部リンク

関西棋院公式サイト｜棋士紹介｜西山静佳
* 西山静佳 (@seazoo79) - X（旧Twitter）

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