西川幾雄

西川 幾雄（にしかわ いくお）

西川幾雄は1940年9月11日生まれで、日本の舞台やアニメで広く活動している俳優兼声優です。愛媛県出身であり、彼は「ぷろだくしょんバオバブ」に所属しています。彼の声質はバリトンで、やや高めの声が特徴です。

経歴

西川は、最初にNHK松山放送劇団に参加しましたが、舞台芸術学院を中退しました。その後、劇団七曜会や河の会を経て、プロダクションTHGやオフィス央に在籍し、最終的に現在のぷろだくしょんバオバブに所属しました。このように、多様な劇団を経て、自身の演技力を磨いてきた彼は、アニメや海外作品の吹き替えを中心に活躍しています。

人物

彼の代表的な役として、アニメ『紅三四郎』では紅三四郎役を、『新造人間キャシャーン』ではキャシャーン役を担当しました。タツノコプロの作品に数多く出演し、その名前はファンの間でも知られています。また、資格として普通自動車免許を保有し、趣味は水泳や読書、釣りです。方言も豊かで、松山弁、関西弁、東北弁を扱うことができます。

さらに、特技としてたこ焼きを挙げ、自らたこ焼き屋を営んでいたこともあります。この店舗は、2015年の1月下旬に閉店しましたが、2008年のテレビ番組『出没!アド街ック天国』で紹介され、独特なキャラクターで親しまれました。2017年には、『忍たま乱太郎』での乱太郎の父役から降板しましたが、彼の活躍は今も続いています。

出演歴

西川幾雄のキャリアは非常に多岐に渡ります。彼のテレビアニメ出演歴は、1965年に『鉄腕アトム』で少年A役から始まり、その後も『巨人の星』や『サザエさん』をはじめとする多くの作品に出演しています。タツノコプロ作品を中心に、数多くのキャラクターを演じ、1969年から1979年まで続く様々なシリーズで広く知られています。

代表的な役柄の一部を挙げると、『科学忍者隊ガッチャマン』のルーカー殿下や、『宇宙戦艦ヤマト2』、さらには『特撮ウルトラマンタロウ』でも声を担当しました。また1980年代以降も活躍を続け、特に『ドラえもん』の校長先生役や、『名探偵コナン』シリーズに登場する役も印象的です。70年代から80年代にかけての彼のキャリアは、アニメ界において重要なものとなっていると言えるでしょう。

オフスクリーン

また、映画やOVAにも数多く参加しています。代表作には、1996年の『映画忍たま乱太郎』や、劇場版『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』があります。ゲーム業界にも触れ、『NARUTO』シリーズや『るろうに剣心』のゲーム版で声を提供しました。

まとめ

西川幾雄の多彩なキャリアは多方面にわたるだけでなく、幅広いジャンルの作品で彼の声と演技力が愛されています。彼の役割は、アニメファンだけでなく広く親しまれ続けており、今後の活動にもぜひ注目したいところです。

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