西掛川駅

西掛川駅（にしかけがわえき）

西掛川駅は、静岡県掛川市大池に位置する天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅です。この駅は、1954年10月10日に国鉄二俣線の駅として開業し、1987年3月15日に二俣線が第三セクター鉄道に転換された際に天竜浜名湖鉄道の駅となりました。

駅の構造

西掛川駅は、地上に所在し、南側に単式ホーム1面1線を有する無人駅です。この駅は、ファミリーマート掛川鳥居店の隣にある築堤の上にあり、高さはおおよそ2階分に相当します。駅出口とホームとの間は階段で接続されており、線路をくぐるケースでは旧東海道との接続も行われています。また、ホームの中程には待合室が設けられていますが、駅構内にはトイレはありません。そのため、駅出口前に位置するつくし公園内にある公衆トイレを利用する必要があります。乗客の自転車を駐輪するための駐輪場も整備されています。

利用状況

駅の利用は、近年において比較的多く、特に近隣には人気の飲食店があるため、商業集積地としての機能を果たしています。駅の勢圏は狭いものの、福祉施設へのアクセス路としても利用されています。また、近隣の掛川市役所前駅との間で一部重複する勢圏になります。

駅周辺の環境

西掛川駅の周辺は、旧東海道と交差する位置にあり、古い住宅が多く残っています。住宅街の隣にはショッピングセンターや家電量販店、飲食店などのロードサイド型店舗も存在し、生活に便利な立地条件を誇っています。このため、地域住民の日常生活に欠かせない存在となっています。特に線路北側には、様々な店舗やサービスが揃っており、利用者の多種多様なニーズに応えることができます。代表的な店舗には、炭焼きレストラン「さわやか」掛川本店、スターバックスコーヒーの掛川大池店、ユニクロ、ブックオフなどがあります。また、教育機関や福祉施設も近隣に複数あり、地域に根ざした駅となっています。

バス路線と交通アクセス

駅自体には直接的なバスの案内はありませんが、周辺には3箇所のバス停留所があります。出口前にある小笠病院の無料送迎バスや、磐田東中学校・高等学校のスクールバス、さらに掛川市自主運行バスが利用でき、地域の移動手段としても機能しています。

隣接する駅は、天竜浜名湖鉄道の天竜浜名湖線において、掛川市役所前駅と桜木駅があります。地域の交通網を支える重要な駅として、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

もう一度検索