西新町 (名古屋市)

西新町（にししんちょう）

概要

西新町は、愛知県名古屋市東区に存在した地名です。かつては中区にも存在しましたが、1976年の町名変更により消滅しました。この地域は、名古屋市東区の南西端に位置し、東は東新町、西は中区、南も中区、北は東桜一丁目に接していました。2019年2月1日時点の調査では、この地域の人口は0世帯、0人となっています。また、住居表示は未実施でした。

地理

西新町は、名古屋市東区の南西端に位置していました。周辺地域としては、東側に東新町、西側と南側には中区、北側には東桜一丁目がありました。この地理的な位置関係から、都心部へのアクセスが容易な地域でした。

歴史

町名の由来

西新町の名前は、1660年（万治3年）の大火で焼失した蒲焼町周辺の武家屋敷を再建する際に、新たに作られた町の一つが西側に位置したことに由来します。この名前は、町の成立の経緯と位置関係を端的に示しています。

沿革

1878年（明治11年）12月20日：名古屋区への編入に伴い、名古屋区西新町となりました。
1889年（明治22年）10月1日：名古屋市成立に伴い、名古屋市西新町となりました。
1908年（明治41年）4月1日：中区および東区への編入により、中区西新町と東区西新町が成立しました。
1912年（大正元年）：愛知歯科医学校が再興されました。
1944年（昭和19年）2月11日：中区と東区の西新町がそれぞれ栄区に編入され、栄区西新町となりました。
1945年（昭和20年）11月3日：栄区の廃止に伴い、中区西新町となりました。
1946年（昭和21年）4月15日：中区西新町の一部が東区に編入され、東区西新町が成立しました。
1976年（昭和51年）1月18日：東区西新町の一部が東新町と東桜一丁目に編入され、中区西新町の全域が新栄町に編入され、西新町は消滅しました。

このように、西新町は何度も区の編入や再編を経て、最終的には他の町名に吸収される形で歴史を終えました。

施設

中部電力ビル西館：かつて西新町に存在した施設の一つです。

その他

日本郵便：
郵便番号：461-0007（集配局：名古屋東郵便局）

脚注

WEB

（記載なし）

書籍

（記載なし）

参考文献

名古屋市会事務局 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表（大正編）』名古屋市会事務局、1963年3月10日。
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

名古屋市の地名
西新町 (曖昧さ回避))

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