西村登美江

西村登美江

西村登美江（にしむら とみえ、1933年 - ）は、昭和時代に活躍した日本の卓球選手です。京都府出身で、世界卓球選手権で2つの金メダルを獲得するなど、日本卓球界に輝かしい足跡を残しました。

経歴

西村選手は、1949年度の全日本卓球選手権大会で本庄俊彦選手と混合ダブルスに出場し、準優勝という成績を収めました。翌1950年度の全日本選手権では、石原れい子選手との女子ダブルスで初優勝を果たし、本庄選手との混合ダブルスでも再び準優勝となりました。

1951年度の全日本選手権では、シングルスで大久保里子選手を破り初優勝、女子ダブルスでも石原選手とのペアで2連覇を達成しました。1952年度には、インドのボンベイで開催された第19回世界卓球選手権に出場。シングルスでは準々決勝で敗退したものの、楢原静選手との女子ダブルスでは見事金メダルを獲得しました。さらに、団体戦でも日本の優勝に貢献し、金メダルを獲得。この活躍により、国際卓球連盟の世界ランキングで自己最高の5位を記録し、日本人選手として1位となりました。

同年の全日本選手権では、シングルスで準優勝、女子ダブルスでも準優勝に終わりましたが、本庄選手との混合ダブルスでは優勝を果たしました。1953年には、世界ランク7位で日本人1位を維持しました。

西村選手は、現役時代に9段の段位を取得し、その卓越した技術と実績で多くのファンを魅了しました。引退後も卓球界の発展に貢献し、その功績は今も語り継がれています。

主な戦績

世界卓球選手権
1952年：女子ダブルス 金メダル
1952年：団体 金メダル

全日本卓球選手権大会
1950年：女子ダブルス 優勝
1951年：シングルス 優勝
1951年：女子ダブルス 優勝
1952年：混合ダブルス 優勝

西村登美江選手は、日本の卓球史に名を刻む偉大な選手の一人です。

もう一度検索