西条中央の概要
西条中央(さいじょうちゅうおう)は、
広島県東広島市に位置する町名であり、一丁目から八丁目までの8つの区画が設定されています。この地域は、
黒瀬川や
西条バイパス、下見街道といった主要道路に囲まれています。町域の丁目は、「コ」の字のような形で、北側には西から順に1丁目から3丁目が、南側には東から順に4丁目から8丁目があります。
この名称に反して、実際の
西条地区の中心地からは離れており、商業施設はそれほど多くは存在しないのが特徴です。その代わり、ほぼ全域が住居用に適した地域に指定されており、住宅地が広がっています。
交通状況
鉄道
歴史的に見ても、この町内には鉄道路線は敷かれていません。最寄りの鉄道駅は西条駅で、ここからアクセス可能です。
バス
交通手段としてはバスが主要な役割を果たしています。西条駅からは、
広島大学東広島キャンパスに向かう路線バスが運行されており、町内にも複数のバス停があります。運行している業者には
JRバス中国や
芸陽バスが含まれます。また、
のんバスという地域密着型のバスサービスも運行しており、これも町内の移動手段として活用されています。
道路
地元の交通インフラには、
広島県道195号西条停車場線(通称ブールバール)や都市計画道路の西条中央中央巡回線があります。特にこの巡回線は2022年に江熊新橋が開通し、下見地区まで延長されており、さらに
寺家駅周辺への延伸も計画されています。また、
西条バイパスは下見と御薗宇との境界を成します。
住環境と施設
西条中央にはさまざまな住宅や教育施設が点在しています。2丁目には西条小学校、同じく2丁目には
東広島市水道局もあります。他にも、3丁目には賀茂自動車学校、7丁目には三ツ城小学校や
東広島市立中央図書館が位置しています。さらに、歴史的な遺跡として
三ツ城古墳、自然を楽しむ場所として大槙公園もあります。ただし、西条中央公園や西条中央病院は町外にあるため注意が必要です。
教育機関
この地域では、市立の小学校や中学校が近くにあり、教育の選択肢も充実しています。町内には学区の境界線が存在し、居住地によって通学先が異なりますが、主に三ツ城小学校、中央中学校、西条小学校、西条中学校などがあります。
2023年10月時点のデータによると、各丁目の世帯数と
人口は以下の通りです。
- - 西条中央一丁目: 476世帯, 794人
- - 西条中央二丁目: 226世帯, 385人
- - 西条中央三丁目: 725世帯, 1399人
- - 西条中央四丁目: 235世帯, 382人
- - 西条中央五丁目: 387世帯, 774人
- - 西条中央六丁目: 1191世帯, 2027人
- - 西条中央七丁目: 1130世帯, 2043人
- - 西条中央八丁目: 638世帯, 1211人
このように、西条中央は居住に適した町であり、多様な施設と教育機関が整備された地域です。