西条町上三永

西条町上三永

西条町上三永（さいじょうちょうかみみなが）は、広島県東広島市の一部で、住居表示が未実施の大字です。この地域は西条地区の最東部に位置し、旧賀永村の一部を形成しています。交通の便が良好な一方で、農村地帯の落ち着きも感じられるエリアです。地名は「みなかみ」という言葉の略称が由来と考えられており、歴史的には中世まで下三永と一括されていました。

沿革の歴史

西条町上三永の歴史を紐解くと、1889年に町村制が施行され、賀茂郡仁賀村と上三永村が合併し、賀永村が誕生しました。その際、上三永村は「上三永」として賀永村の大字となりました。1955年には賀永村上三永が西条町に編入され、上三永も西条町の一部となりました。さらに、1974年には西条町が周辺の3町と合併し、東広島市が発足、その際に上三永も「西条町上三永」として新たな位置づけとなりました。少し後の2007年には東広島呉自動車道の上三永ICから馬木IC間が開通し、町内に上三永ICが設置されました。

交通アクセス

鉄道

町内には山陽新幹線が通っていますが、駅は設置されていないため、最寄りの駅は東広島駅となります。

バス

地域内では、芸陽バスによる運行が行われています。これにより西条駅、東広島駅、竹原駅とのアクセスが整っており、移動の利便性が向上しています。

道路

また、東広島呉自動車道が走っており、上三永ICが設置されているため、県外への交通も容易です。国道2号は町内ではバイパスとして供用されており、田万里バイパスと西条バイパスに分かれています。

名所

地域の名所として「三永の石門」があります。これは国の登録有形文化財として認定されており、歴史的価値を持つ文化遺産です。

学区

教育機関に目を向けると、地元の公立小学校は三永小学校、中学校は向陽中学校に設定されています。

世帯数と人口

2024年9月末時点で、上三永の世帯数は214世帯、人口は454人です。この地域は住みやすい環境が整っており、地域社会の結びつきも強いとされています。

以上が西条町上三永の概要です。この地域は歴史や文化が豊かでありながら、現代的な交通網も整備されているため、生活するには非常に便利なエリアであると言えるでしょう。

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