東広島駅

東広島駅

東広島駅は、広島県東広島市三永一丁目に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽新幹線の駅です。東広島市の中央部に位置し、1988年（昭和63年）に開業しました。この駅は、建設費を全額地元負担で建設した請願駅であり、新尾道駅と同様の経緯を持っています。

駅の概要

東広島駅は、東広島市の中心市街地がある西条駅から離れた場所に位置しています。駅の開設以前から、この地域は東広島市の一部でしたが、市名が新幹線の駅名に採用されました。

駅の利用者の多くはマイカーを利用しており、駐車場は常に混雑しています。これは、市内に工業団地があることや、バスの便数が少ないことが要因として挙げられます。

かつては、広島大学への新交通システム建設構想もありましたが、実現には至っていません。現在、西条駅や広島大学へはバスが運行されていますが、本数は限られています。

東広島駅から新幹線を利用すると、広島駅まで約10分、三原駅まで約11分で到着します。東広島～広島・三原間では、自由席利用時に特定特急料金が適用され、割安に利用できます。

歴史

1986年（昭和61年）2月8日：東広島駅の建設に着手。
1988年（昭和63年）3月13日：山陽新幹線の三原駅 - 広島駅間に新設開業。
1997年（平成9年）11月29日：ダイヤ改正により「こだま」のみの停車駅となる。
2000年（平成12年）2月28日：駅周辺に住居表示が導入され、駅所在地が「東広島市西条町下三永」から「東広島市三永一丁目」に変更。
2005年（平成17年）2月26日：自動改札機導入。
2008年（平成20年）3月15日：当駅停車の「ひかり」が復活。
2023年（令和5年）
6月1日：みどりの券売機プラスを導入。
6月30日：みどりの窓口の営業を終了。

駅構造

東広島駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。ホーム間には上下通過線があり、駅舎は南側のみにあります。下りホームは駅舎と直接繋がっていますが、上りホームへは地下通路を通る必要があります。エレベーターと上り専用エスカレーターが各ホームに1基ずつ設置されています。

この駅は直営駅であり、海田市駅の管轄下にあります。営業キロは西条駅のものが使用されています。

駅舎概要

駅舎は地平高架方式で、酒蔵をイメージしたデザインが特徴です。

1988年（昭和63年）落成
駅舎コンコース内
改札口1箇所
自動券売機、みどりの券売機、みどりの券売機プラス
コンビニ（デイリーイン）、ICOCA等の交通系電子マネーでの支払い可
待合所
トイレ1箇所（洋式化済み）
東広島駅鉄道警察

のりば

相対式ホーム2面2線

利用状況

開業年度からの1日平均乗車人員は、「広島県統計年鑑」または「統計でみる東広島」に掲載されています。

駅周辺

東広島駅周辺は、「水と緑が出迎える街」として、平成16年度国土交通省手づくり郷土賞（地域整備部門）を受賞しました。

宿泊施設

ベッセルホテル東広島（ビジネスホテル）- 駅前、徒歩1分。
東横イン東広島駅前（ビジネスホテル）- 徒歩1分。

ゴルフ場

広島カンツリー倶楽部西条コース
三永ゴルフセンター

観光地・寺院

三永水源池
東広島天文台

娯楽施設

ビクトリー新幹線駅前店（パチンコ店）

教育機関

東広島市立向陽中学校
東広島市立三永小学校

道路

広島県道32号安芸津下三永線
東広島呉自動車道 下三永福本IC
国道2号 西条バイパス 東広島駅入口

商業施設

駅周辺にはコンビニが2軒あります。

レンタカー

駅レンタカー東広島駅営業所
ニッポンレンタカー東広島駅前営業所

バス路線

東広島駅には「東広島駅」停留所があり、以下のバス路線が発着します。

西条駅への連絡は芸陽バスが中心ですが、中国JRバスも運行しています。ただし、西条駅発着に比べると本数は非常に少なく、休日や年末年始には運行されない時間帯もあります。また、通勤時間帯の駅前バス利用者は少ない状況です。

芸陽バス

西条-竹原線：西条駅（JR山陽本線） / 竹原駅（JR呉線）
安芸津-西条・近畿大学線：西条駅・近畿大学（工学部広島キャンパス） / 安芸津駅（JR呉線）
東広島駅-広島大学線：広島大学（平日のみ）

中国JRバス

西条線（広島大学方面）：広島大学（平日のみ）
西条線：卯之留・西条駅方面 / 広島国際大学（西条駅行は平日朝2便・土休日朝1便、広島国際大学行は平日のみ夕1便）

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

山陽新幹線

三原駅 - 東広島駅 - 広島駅

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
西条駅
新尾道駅
新岩国駅

外部リンク

* 東広島駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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