西松枝町

西松枝町（にしまつがえちょう）

西松枝町は、愛知県名古屋市中区に位置していた地名で、現在の千代田二丁目と五丁目の一部にあたります。この町は、名古屋市の中心部に近い場所にあり、周辺の地域との結びつきが強い地域でした。

地理

西松枝町は、東側で松枝町2丁目と3丁目、西側で丸田町5丁目と6丁目、南側で大池町5丁目と6丁目、そして北側で松枝町1丁目と接していました。この位置関係から、西松枝町が名古屋市中心部における重要なエリアであったことがわかります。

学区

西松枝町に住む子供たちは、以下の学校に通っていました。

高等学校: 尾張学区
中学校: 名古屋市立白山中学校
小学校: 名古屋市立老松小学校

これらの学校は、地域の子どもたちの教育を担っていました。

人口

国勢調査による人口の推移については、詳細なデータが提供されていますが、ここでは割愛します。

歴史

地名の由来

西松枝町の地名は、松枝町の南西に位置していたことに由来します。この名前は、町の地理的な位置を明確に示すものでした。

沿革

1909年（明治42年）10月1日 - 御器所村大字御器所字西鶴舞の一部が、名古屋市中区西松枝町として成立しました。この時、西松枝町は名古屋市の一部として新たなスタートを切りました。
1969年（昭和44年）10月21日 - 住居表示の実施に伴い、西松枝町の一部が中区千代田二丁目に編入されました。この変更は、都市計画の一環として行われました。
1977年（昭和52年）10月23日 - 住居表示の実施により、残りの地域も中区千代田五丁目に編入され、西松枝町という地名は消滅しました。これにより、西松枝町はその歴史に幕を閉じました。

施設

東邦電力名古屋支店

かつて西松枝町には、東邦電力名古屋支店がありました。この支店は、1929年（昭和4年）2月17日に中区新柳町から移転してきました。東邦電力は、地域の電力供給を支える重要な役割を担っていました。

参考文献

名古屋市総務局企画室統計課 編『昭和31年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1957年。
名古屋市総務局企画部統計課 編『昭和41年版 名古屋市統計年鑑』名古屋市、1967年。
福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。
「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年、1020頁。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局 編『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年。

関連項目

名古屋市の地名

西松枝町は、短い期間ではありましたが、名古屋市の歴史の一部として確かに存在していました。その歴史を振り返ることで、名古屋市の変遷をより深く理解することができます。

もう一度検索