西気賀駅

西気賀駅の概要

西気賀駅（にしきがえき）は、静岡県浜松市浜名区細江町気賀に位置する天竜浜名湖鉄道の駅であり、しっかりとした歴史を有する場所です。この駅は、「えんちゃんプリンス岬」という副駅名を持ち、地域の観光地とも密接に関連しています。

駅の歴史

西気賀駅は1938年4月1日に国鉄二俣西線の駅として開業し、その後旅客および貨物の取り扱いを開始しました。1962年8月21日には貨物の取扱が廃止され、1987年3月15日には二俣線が第三セクター化されたことにより、天竜浜名湖鉄道の駅となりました。
さらに、2011年には駅舎と待合所が国の登録有形文化財に登録され、その価値が認められています。
2022年には、遠州信用金庫が駅名のネーミングライツを取得し、マスコットキャラクター「えんちゃん」と駅近くのプリンス岬から副駅名が生まれました。この新たな名付けは2022年から2024年までの期間で運用されています。

駅構造

西気賀駅は相対式ホーム2面2線を持つ地上駅ですが、無人駅であるため、特に利用者が自分で運行情報を確認する必要があります。駅舎内には、かつて「グリル八雲」という洋食店が存在しましたが、2024年には閉店の予定です。そして、2025年からは新たに焼き菓子店「菓子屋 月暈」が入ることが予定されています。駅舎は文化財として重要視されており、その存在感が利用者や観光客にとっても嬉しい魅力となっています。

構内には踏切が設けられ、斜向かいに上下ホームが配置されているため、列車の交換もスムーズに行われます。

利用状況と周辺情報

最近の乗車人員は一定の水準を保っており、地域の交通機関として機能しています。駅の周辺には浜名湖があり、観光地としても知られています。また、五味半島では明仁上皇が皇太子のころに別荘を構えていたため、先端部は「プリンス岬」として広く知られています。
さらに、西気賀郵便局や国道362号（姫街道）も近くにあり、交通の便も良好です。遠鉄バスの「西気賀」停留所も駅から約300mの距離に位置しており、浜松駅行きや三ヶ日車庫行きの路線があります。

隣接駅と関連情報

天竜浜名湖鉄道の天竜浜名湖線上に位置する西気賀駅は、隣には気賀駅と寸座駅があります。
この駅の利用が地域に密着していることから、周辺環境も重視されています。

このように、西気賀駅はただの交通の要所だけでなく、歴史と文化に彩られた場所です。それに加えて、観光名所へのアクセスも容易で、地元の人々や観光客にとって魅力的な存在となっています。

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