西氷庫駅

西氷庫駅について

西氷庫駅（ソビンゴえき）は、大韓民国の首都ソウル特別市、龍山区の西氷庫洞に位置する韓国鉄道公社（KORAIL）が運営する鉄道駅です。この駅は、京元線の一部に位置しますが、実際に停車するのは広域電鉄の京義・中央線に限られています。駅の番号はK112です。

歴史的背景

西氷庫駅の歴史は1917年に遡ります。この年の10月1日に朝鮮総督府鉄道の普通駅として営業を開始しました。その後、1954年に新しい駅舎が完成し、1968年には貨物の取り扱いも始まりました。また、1978年には龍山から城北間の系統運転が開始され、1984年には橋上駅舎が新たに建設されました。

1997年には特別な委託販売所に指定され、2000年には再び普通駅に戻りました。2005年には鉄道庁が改組され、現在の韓国鉄道公社へと変わりました。その後、同年の12月15日には中央電鉄線の営業が開始され、駅番号もK130からK112に変更されました。また、2010年の5月には旧駅舎が撤去され、2014年には中央電鉄線と京義電鉄線の直通運転が始まり、両路線の愛称が「首都圏電鉄京義・中央線」と定められました。

駅の構造

西氷庫駅は、地上にある島式ホームを2面4線備えており、橋上駅舎も存在します。普段は内側の2線が主に利用され、貨物列車の待避やITX-青春の追い抜きが行われることもあります。旧駅舎は新しい橋上駅舎の運用が開始されてからも、駅務室としてしばらく利用されましたが、2010年にその役割を終えました。

利用状況

近年の西氷庫駅の一日平均利用者数は増加傾向にあり、鉄道交通が地域の重要な移動手段としての役割を果たしています。コンパクトな構造ながら、地元住民や通勤通学の利用者に広く利用されています。

駅周辺の環境

駅の西側には在韓米軍基地が広がっており、そのための引き込み線も敷設されています。また、周辺には新東亜アパートメントやソウル西氷庫初等学校、漢江中学校といった教育機関があります。このため、地域の住民にとってもアクセスが非常に便利な場所となっています。

隣接駅

西氷庫駅の隣には二村駅（K111）と漢南駅（K113）があり、京義・中央線の重要な停車駅として位置づけられています。このように、交通の要所として便利な立地にある西氷庫駅は、今後も多くの利用者にとって必要不可欠な駅であり続けるでしょう。

もう一度検索