西行寺幽々子

西行寺幽々子（さいぎょうじ ゆゆこ）

概要

西行寺幽々子は、同人サークル上海アリス幻樂団が制作する「東方Project」に登場する主要キャラクターの一人です。初出は『東方妖々夢 ～ Perfect Cherry Blossom.』で、以降のシリーズにも頻繁に登場します。冥界に住む亡霊の令嬢であり、白玉楼の主として冥界の亡霊を管理しています。

人物

容姿

薄紅色のミディアムヘアーが特徴で、水色と白色を基調とした着物を着用しています。頭にはフリル状のナイトキャップを被り、模様が描かれた額烏帽子を巻いています。足元は青いリボンのついたパンプスです。着ている着物は作品ごとに異なり、その作品のテーマとなる異変に合わせたデザインとなっています。また、彼女の周囲には数体の小さな幽霊が浮かんでいます。

性格

捉えどころがなく、真意を掴むのが難しい性格です。従者の魂魄妖夢はもちろん、八雲藍すらも翻弄するほどです。しかし、同時に柔和な雰囲気も持ち合わせているため、呑気な印象を与えることもあります。外見とは裏腹に、高難易度で華麗な弾幕を操り、東方Project内で最大のスペルカード数を持つ実力者です。また、『東方永夜抄』をはじめとする作品内で、登場キャラクターを料理に例えるなど、美食家、食事好きである一面も見られます。二次創作では、大食いという設定が与えられていることも多いです。

能力

亡霊となった現在は、「死を操る程度の能力」を持ちます。これは、人や妖怪を抵抗させずに絶命させる能力であり、幻想郷でも危険度が極めて高いとされています。しかし、この能力を滅多に行使することはありません。この能力によって死んだ者は幽霊となり、幽々子の支配下に置かれるため、成仏できなくなるとされています。ただし、不老不死の蓬莱人には効果がありません。生前は、「死霊を操る程度の能力」を持っており、この能力は現在も使用可能です。このため、幻想郷の閻魔大王である四季映姫・ヤマザナドゥから、冥界での幽霊管理を任されており、本来は長期間滞在できない冥界での永住が認められています。

生前

1000年ほど前、西行寺家の令嬢として生きていました。生まれつき「死霊を操る程度の能力」を持っていました。父親は歌聖として名高い人物でしたが、桜の木の下で永遠の眠りにつきました。その後、その桜は美しく咲き誇り、多くの人を魅了すると同時に、多くの人が永遠の眠りにつくようになりました。そして、いつしか妖力を持つようになりました。さらに、死に誘う程度の能力も持つようになったため、安易に人を死に至らせるようになりました。そのため、自分の能力を煩わしく思い、妖力を持った桜を封印するために自害しました。この封印された桜が現在の「西行妖」です。

関連する人物

魂魄 妖夢

白玉楼の庭師であり、幽々子の剣術指南役、食事係、警備など、様々な仕事を任されています。しかし、剣術を教えることはほとんどありません。

八雲 紫

生前からの旧知の仲ですが、幽々子には生前の記憶がありません。書籍では、直接コミュニケーションを取らなかったにも関わらず、紫の計画を完全に把握するという、阿吽の呼吸を見せています。

テーマ曲

幽雅に咲かせ、墨染の桜　～ Border of Life
ボーダーオブライフ
ゴーストリード

展開

LORD of VERMILION Re:2に、博麗霊夢とともにゲストキャラクターとして参戦しています。

関連項目

西行の娘
* 茅野愛衣：演じることが多い声優

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