西黒崎駅

西黒崎駅の概要

西黒崎駅（にしくろさきえき）は、福岡県北九州市八幡西区黒崎三丁目に位置する筑豊電気鉄道筑豊電気鉄道線の駅です。駅番号はCK02で、隣の黒崎駅前駅とはわずか0.2 kmの距離にあります。この距離は日本の鉄道線において最も短いものの一つです。残念ながら、2021年10月1日より駅は営業を休止しています。駅の北側には、車両の整備を行う黒崎工場が併設されており、ここでは筑豊電鉄の車両メンテナンスが行われています。

駅の歴史

西黒崎駅は、1992年（平成4年）10月25日に西鉄北九州線の停留場として開業しました。当初の目的は、廃止された西鉄北九州線（砂津 - 黒崎駅前間）に代わる電車代替バスとの接続を便利にするためです。その後、複合商業施設「コムシティ」の建設に伴う路線移設が行われ、駅は移転されました。

2000年11月26日には、廃線となった西鉄北九州線から筑豊電気鉄道の駅へと変わりました。2015年には、黒崎整形外科病院がネーミングライツを取得したことで「黒崎整形外科病院駅」という副駅名がつけられるようになりました。しかし、2021年10月1日には国道3号のバイパス工事に伴い、約4年間にわたって旅客扱いが休止されることになりました。

駅構造と利用状況

西黒崎駅は相対式ホームを持つ地上駅であり、2面2線の構造をしています。現在は無人駅であり、2021年度のデータでは、1日平均乗降人員はわずか164人です。これは筑豊電鉄の駅の中でも最も少ない利用状況を示しています。

駅周辺の施設

駅の北側には筑豊電鉄の車両整備を行う「黒崎工場」が存在します。この工場は1992年に砂津工場から機能を移設し、現在も筑豊電鉄の車両に対する検修や整備を行っています。入出場線は黒崎駅前駅に接続しており、工場の役割は今後も続くでしょう。

その他の情報

かつて西黒崎駅は西鉄の全路線の中で最も新しい駅でしたが、北九州線が廃止されてからしばらくの間は、天神大牟田線の三国が丘駅が最新の駅となっていました。現在は、筑豊電気鉄道の他の新たな駅が開業していますが、西黒崎駅の位置づけは特異です。

近隣の駅

西黒崎駅の隣には、筑豊電気鉄道線の黒崎駅前駅（CK01）があり、その向こうには熊西駅（CK03）があります。かつて存在した西日本鉄道の北九州本線では、黒崎車庫前停留場が西黒崎駅の隣接停留場でした。

以上が西黒崎駅の概要や歴史、駅周辺の情報です。この駅の未来はどうなるのか、注目が集まります。

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