親不知駅

親不知駅（おやしらずえき）

親不知駅は、新潟県糸魚川市歌字平に位置する、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの駅です。2023年2月27日には、駅舎が国の登録有形文化財に登録されました。

歴史

1912年（大正元年）10月15日：鉄道院（国鉄）北陸本線の泊駅 - 青海駅間延伸時に開業。
1977年（昭和52年）5月1日：貨物の取扱を廃止し、旅客駅となる。かつては信越化学工業の専用線があり、石灰石輸送が行われていました。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物の取扱を廃止。
1985年（昭和60年）4月1日：駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
1994年（平成6年）：完全無人化。
2015年（平成27年）3月14日：北陸新幹線延伸開業に伴い、えちごトキめき鉄道に移管。
2023年（令和5年）：駅舎が国の登録有形文化財に登録。

駅構造

駅は地上駅で、島式ホーム1面2線を有しています。線路は東西に走り、駅舎は南側に設けられています。通常、南側の線路を泊方面行き、北側の線路を直江津方面行きの列車が使用します。ホームの青海方端にはスロープがあり、そこから遮断機付きの構内踏切を通って駅舎へアクセスできます。

駅舎は木造瓦葺の平屋建て（一部2階建て）。内部には待合所と、閉鎖された駅事務室があります。待合所には長椅子と親不知の観光案内が設置されています。

かつては貨物用の切欠きホームと側線がありましたが、現在は使用されていません。

のりば

駅の案内板には、方面のみの記載で、乗り場番号は設定されていません。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

※データは省略

駅周辺

親不知駅は、親不知・子不知のほぼ中間に位置し、歌集落の近くにあります。駅の北側は海に面しており、かつては砂浜と松並木が広がっていましたが、海流の変化により砂浜は消失しました。現在、海岸線沿いには北陸自動車道と国道8号の高架が並行しています。

駅から西へ700メートルほど行くと、外波集落や親不知インターチェンジ、道の駅親不知ピアパークがあります。親不知の険しい地形を通り、駅から天嶮を経て市振までは徒歩で約2時間です。

親不知海水浴場
道の駅親不知ピアパーク：ヒスイの原石が展示されている翡翠ふるさと館があります。
親不知郵便局

バス路線

糸魚川市コミュニティバス「きらら玉ノ木線」が運行。

今村新田入口・青海駅／市振駅・玉の木方面

隣の駅

えちごトキめき鉄道

日本海ひすいライン

市振駅 - 親不知駅 - 青海駅

外部リンク

親不知駅 - えちごトキめき鉄道
あなたの駅前物語 親不知駅（新潟県） - テレビ朝日
国土地理院地図閲覧サービス・親不知駅周辺の1/25000地形図

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