角田龍平のオールナイトニッポンR

角田龍平のオールナイトニッポン

『角田龍平のオールナイトニッポン』は、ニッポン放送の深夜番組『オールナイトニッポンR』で放送されていたラジオ番組です。パーソナリティは、弁護士の角田龍平が務めました。

概要

角田龍平は、2008年秋に開催された『オールナイトニッポンパーソナリティーオーディション』で、1200人以上の応募者の中から選ばれ、パーソナリティの座を獲得しました。当時、大阪府知事（当時）である橋下徹が代表を務める法律事務所に所属する現役弁護士であったため、ニッポン放送では「オールナイトニッポン史上初の現役弁護士パーソナリティ」と宣伝していました。

当初は3ヶ月で終了する予定でしたが、リスナーからの投稿が予想以上に多かったため、放送が延長され、結果的に約1年間レギュラー番組として放送されました。番組終了は「卒業」という扱いになっています。

番組のオープニングは、局のスタッフが時事ネタを読み上げ、それに対して角田がコメントするという形式でした。その後、番組タイトルがコールされ、ビタースウィートサンバが流れて番組がスタートしました。ジングルには、番組制作の楽曲とプロレスラーの入場曲が使用されていました。エンディング曲は、THE HIGH-LOWSの「日曜日よりの使者」でした。

番組終了後、放送期間中に開始したポッドキャストに移行し、その配信が50回を超えたことを記念して、2012年2月3日に特別番組が放送されました。

コーナー

番組では、リスナー参加型の様々なコーナーが設けられていました。

深夜の法律相談: 日常生活における初歩的な法律相談に、角田が答えるコーナー。
知恵袋R: Yahoo!知恵袋にあった面白い質問に対する回答をリスナーから募集するコーナー。
噛みついてナンボ!: 角田が話題の出来事について独自の視点で語るコーナー。
美人過ぎる市議: 様々な芸能人や有名人の「○○過ぎる○○」というキャッチフレーズを考えるコーナー。
くすぶっTEL: 4時台からのコーナーで、日頃くすぶっているリスナーと角田が電話でトークする。
これ訴えられますか？ -三百代言-: リスナーから「訴えたい」ことを募集し、弁護士ではなく、資格の無い弁護士「三百代言」として答えるコーナー。
ニコラスケイジ: 2ちゃんねる利用者の歯医者のハンドルネームをコーナー化。リスナーが人物やものを褒め称える。
妄想情熱大陸: 角田が「情熱大陸」に出演する事を夢見て、番組でいつ出演しても良いようにリスナーから質問を募集し回答する。
グータン☆ニクボ〜: 童貞リスナーと女性リスナーの恋愛観を対立させるコーナー。

ゲスト

番組には、様々なゲストが出演しました。

棚橋弘至（プロレスラー）
武藤敬司（プロレスラー）
夏目ナナ（タレント）
長井秀和（ピン芸人）
スペース（角田の父、電話出演）

エピソード

2009年5月2日の放送で、2ちゃんねるに角田の公表されていない情報が書き込まれていることが発覚しました。状況証拠から、犯人は角田の父親であることが判明。父親が書き込む際に文字と文字の間にスペースを入れていたことから、リスナーからは「スペース」という愛称で呼ばれるようになりました。以降、番組には文章の間にスペースが入ったメールが多数寄せられるようになりました。

放送時間

土曜日 27:00 - 29:00（土曜深夜午前3:00 - 5:00）

ただし、ニッポン放送は28:30までの放送で、最後の30分間は裏送りでした。この最後の30分間は、2009年6月13日よりポッドキャスティングで配信されていました。一部地域では28:00で放送が終了し、『あなたへモーニングコール』が放送されていました。

特別番組

オードリー （オードリーのオールナイトニッポンR）
決戦!お笑い有楽城、お笑い有楽城優勝者:ラバーガールのオールナイトニッポンR
* ノースリーブス（高橋みなみ・小嶋陽菜・峯岸みなみ）のオールナイトニッポンR

『角田龍平のオールナイトニッポン』は、現役弁護士という異色のパーソナリティが、リスナーとの交流を通じて、深夜ラジオならではの独特な世界観を作り上げた番組でした。

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